2017.3 弥生 (やよい)


2017.3.31:オートテクニック 1972年7月号 TUNING UP MANUAL

197007 auto technic July

 昨晩、眠りに着く前に久しぶりにオートTEクニック誌の1972年7月号の臨時増刊:TUNING UP MANUALを眺めていました。

 この時代は、A型エンジンのサニーやK型エンジンのカローラが全盛期になってきた時代です。一昔前のコンテツからみればスーパーカーのように8,000回転超えの世界です。同じOHVエンジンですので大いに勉強になった書です。それは今も変わらずいわばバイブルのようでになっています。

 まずはベースとなる出発点を読んで勉強し、後は実践、すなわち自分の頭と体を使って、自分のエンジンをどう細工して、失敗もして、そして先に進むのが常識であります。ただ、旧い設計&製造技術の日野のGR100はせいぜい6,000回転+アルファ程度であり、その辺の頃合いをみて、いじくり、乗って、そして楽しむというのは勉強&体験、そして結果を得て、フィードバックして徐々に先に進める考えます。

 昨晩、この本に感銘的なことが記述されているのを発見しました。それはマシンセッティングの項の望月 修さんの「ネガティブキャンバーの働きを主に期待するようであれば、そのマシン本体のポテンシャルが低いという考え方も成り立つ」、このお言葉には正に身の毛がよだつような感触であり、肝に銘じなければなりません。

2017329:クルマはこれで良いのだ!

198805 Riverside

 昨日のブログの船橋用ミッションの写真に続いて、気になったのがこの画像です。時は1988年5月、場所は、米国カリフォルニア州のリバーサイドインターナショナルレースウェイ (Riverside International Raceway) です。

 写真のポルシェ、エンジンのマウントがパイプで組まれています。これを見て、なんだこれで良いのだ!、すなわちコンテツも色々進めれば、なんとでもなる、フレームでもメンバーでいよいよの時にはベストなアイデアが出るのではないかと想像させてくれるものです。この個体の色々な部位をそれを感じさせてくれます。良い写真を見たなと思いました。

 ちなみのこの日のメインレースにエントリーしたNissan GTP  (日産GTP) は、開発間もないブリジストンのタイヤのバーストであえなくクラッシュとなりました (映像:1988 Riverside IMSA Nissan GTP crash) 。ブリジストンとの契約上の問題はあったようですが、グッドイヤーに変えてからタイヤによるアクシデントはなくなったようです。

20170328:31年前のミッションの作業

198604 Mission

 一昨日の日曜日、結構、寒い陽気でした。二日連続の作業は取りやめにして、遅れていた仕事含めディスクワークに専念しました。

 旧い写真をペラペラ、パソコンでめくっていたら気になる画像が出てきました。その一つは30年以上前のミッションの作業でした。

 この写真のミッションは所謂、船橋用 (改) で、3.44のローのギア比を2.5もしたものです。ストレートカットのそれが見えます。プライマリーのギヤは溶接して固定されています。

 この船橋用のミッションは、トップは1.11の問題を除けば、街中でも実に乗りやすいと思います。ただ発進はローのギヤ比が高いために馴れないとエンストを招きます。

 シンクロのキーのスプリングは調整ができるワイヤーのタイプ (且つ、直径の太いヘビータイプ) だったなので試しに張力をあげたら、セコンドからローへのシフトダウンはちょっとしたアクションで吸い込まれるよう入るフィーリングに驚きました。この時はミッションの調整は面白いものだと感じた瞬間でした。

 この写真を見つけ、なんだ30年前も同じことやっていたのかと苦笑しました。まったくバカにつける薬はないような人生です。

2017.3.27:たかがメッキ、されどメッキ (続)

20170327 Sterring Blind

 ステアリングギアボックスのリノベーションも最後のプロセスと思ったのは甘い素人考えてた (3月5日) 。出来上がりの全体を予測できなかったのです。

 そのために先々週、メクラ蓋など計10点 (二台分) のクロームメッキを施すことにしました。これら小物なのでコストダウン対策でバフ掛け処理を省きお願いをしました。

 今日、クロームメッキ処理があがり、手にしました。小物なのであまりアラは見えません。出す際に表面を極力綺麗にしたこともありバフ掛け処理なしでも結構綺麗に見えます。メクラ蓋はさらにポリッシュをすればかなりいけそうな気がして参りました。

 もう少しの手間と時間で待望のステアリングギアボックスのリノベーションが完了に近づきつつあります。

2017.3.25:Preparation (準備) その2

20170325 Misshon Gasket

 本日の午前中は、ミッションのケースのクリーナアップの続きを進め、ネジ山の修正とその周辺のクリーンアップから始まりました。30本程度の6ミリ、8ミリ、そして10ミリのボルトがあるので結構な時間を要しました。

 そして午後には、近所のたよりになる若い方が応援をいただき、ガスケット類の製作を進めました。これも一つ一つ、下図を描き、ガスケット用ポンチで適切な穴を開け、そして最終的にカッターナイフ&ハサミで切り取るという作業です。これまた根気が求められるものです。

 ガスケットが出来たところでおおよそのPreparation (準備) が完了しました。そしてプライマリーギアを入れるためにテーパーベアrングを入れるシミュレーションを入りました。

2017.3.25:プリンス R380 アメリア島 コンクール・デレガンス

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 毎日配信されてくるHemmings Dailyを楽しみにしております。3月20日のトップ記事は、”Prince R380 represents the best from Japan in the Mid-Sixties”、すなわち「60年代半ばのプリンスR380、日本からのクルマを代表するベスト」のような称賛のキャプションが目に入りました。

 Amelia Island Concours d’Eleganceが’2017年3月9~11日に開催され、日本のレーシングマシンを特集したようです。もう一台はマツダ787Bだったようで、これは今まで米国含め多くのイベントで登場しています。しかし、このプリンス R380はまさにレア中のレアで大いに話題をさらったようです。

 プリンスという今は日産に吸収されたメーカーが当時、ポルシェ904GTS (Porsche 904) に戦いを挑んだなど称賛すべき、あるいは尊敬の念を抱くべき個体であることが詳細に報道されています。

 このコンクール・デレガンスへの参加はアメリカ日産のインフィニティ部門 (INFINITI) が仕掛けたようで、自動車文化として実にインパクトがあるもので大いに評価するものです。最近の「やっちゃえ日産」ももう少し文化の香りがすればイイなと、これは余計なことですが。。。

2017.3.19:Preparation (準備)

20170320 Preparation

 中々進まなかったミッションの組立、今日は良い日和で、太陽の恵みをいただきながら、日向ぼっこさながらで少し前進しました。

 ガスケットで接着された部分のこびりついた紙と接着剤を根気良く剥がしたり、各ボルト周りのゴミと山の修正を進めました。組付け前の準備作業 (Preparation) です。

 技術的に大した作業ではないものの結構時間を消費して、根気が必要な部分です。また完全性を求めれば終わりのない作業であり、どこで自分は満足するかの妥協点との相談となるものです。

 午前中1時間、午後約1時間あまり、もう少しと、そんな時に予告もなく訪問者があり、雑談となり、この日の作業は進まず、明日はお彼岸の墓参りですが、午前中の暖かい時間に自分の決めたPreparationの作業分、あと30分〜1時間くらいを済ませたいと思います。

2017.3.18:ガレージはジムに!

20170318 Sandbag

 人間の体は不思議でもあり、良くできたものです。病魔の菌と戦うためにインプットされたブツ (すなわち、食事なりの栄養) をそれに当て、あるいは体内に蓄積されたエネルギー (企業で言えば、内部留保か) もそれに当てるそうです。また、そのような状況に於いては、筋肉を保つ、作るための機能も低下してしまうそうです。

 昨日のクリニックでの検査で、それら機能の状態を示す値 (血液検査) は正常に戻りました。しかし、その間に失った体重や筋肉の回復はこれからということです。まずは身体の機能は正常にもどったものの、失った物理的な部分の再生はこれからです。

 体力回復のために10日前から再開している筋力トレーニングに加えて、以前から考えていたサンドバッグを入手しました。ヤフーでちょうど手頃なサイズのジムで使う本物の中古がタイミング良くありました。これで下半身、すなわち足腰を年齢なりに少しでも鍛えたいと希望を持っています。

 早速、ガレージの梁を利用して取り付けました。コンテツの2017シーズ向けンの改善よりも、まずは、それをドライブする人間の改善が先です!

2017.3.16:ベアリング抜き、適切なツール

20170316 Bearing P-Gear

 先の週末にミッションのプライマリーギアーのベアリングを抜くことを試みました。しかし、手持ちの一般的なプーラーや適切でないベアリングプーラーでは全く歯が立ちませんでした。すなわちギブアップです。

 2月中旬に12ヶ月点検であった足車を1ヶ月遅れで、例の調布の整備工場に入れる予約をしておりました。その工場で、40年くらい前にコンテツのミッションのOHで同様にプライマリーギアのベアリングを交換したことを思いました。では、今もあるのではと、期待して伺いました。

 旧知の工場の社長によれば、ベアリングプーラーは今は滅多に使うことがなくったそうです。しかし、昔は認証工場取得には必須なアイテムであったそうです。

 早速、何種類もあるベアリングプーラーから、合うものを選択すると、あっと言う間に抜けてしまいました。当然であれば当然なんでしょうが、やはり、適切なツールの必要性を実感しました。

2017.3.12:ミッション、プライマリギアのスラスト調整のSST制作

20170312 Mission SST

 本日は仕事の合間に息抜きで簡単な作業を進めました。

 ミッションのプライパリーギア組み込みの際には、ベアリングのスラストの調整をしなければなりません。

 日野の整備マニュアルでは、シムを調整する際にベアリングを抑えるためにカバーを取り付けるよう指示されています。そのために8個のナットを締めねばなりません。

 シムの調整は何度かのトライが必要です。それはその都度、8個のナットを締めることを意味します。結構、面倒な作業です。

 そこでアルミ棒を使って、2個だけ締めればよいようなSSTを制作しました。最終的にはカバーを取り付けてチェックすることはもちろん必要ですが、これでかなりの作業時間が節約できると期待しております。

2017.3.11:マカオGPのコニリイ、今は何処?

197001 Auto Sport

 毎晩、ベッドで眠りに着く前に古い雑誌を眺めるのはこの上ない楽しみです。昨晩、普段の生活に戻りつつ、1ヶ月ぶりに再開しました。

 本棚から手にしたのは、1970年1月号のオートスポーツ誌です。そこには第16回マカオ・グランプリ (Google - Macau GP 1969 Images) が載っていました (澳門格蘭披治大賽車- Macau Grand Prix) 。

 そこで目についたの写真のコニリオです。コニリオが現地のドライバーでエントリーしていたのか!と、驚きました。

 この当時のマカオ・グランプリで戦った個体は今、どうなっているのかと気になると同時に興味が湧きました。本当の意味での「ヒストリックカー」として正真正銘、尊敬すべき個体と考えます。

 ちなみに、誌面には「ハロルド・リーのあやつるホンダ RH-800 (コニリオ) は、健闘して8位。うしろは長谷川のストックカー・セドリック」と記述されていました。

 参考にために、グーグルで “Harold Lee Racing Driver” で検索すると、1967年のMacau GP (Google - Macau GP 1967 Images) にHonda S800で参戦していることが、Racing Sports Carsで判明しました
 (http://www.racingsportscars.com/driver/results/Harold-Lee-HK.html

2017.3.6:50年前の技術に悩む

20170311 Mikuni Solex

 本日、仕事で関係する業界の先進技術について学ぶシンポジウム (No Magic, Inc. Model-Basedシステムズエンジニアリング シンポジウム Japan 2017) に参加しました。

 右にミクニのソレックスの図を貼り付けました。50年以上前のテクノロジーの産物であるソレックスキャブなどSUキャブ含めて、機能的な説明をうまく理解する、あるいはチューンアップする手段など相当経験をつまないとすぐに結果がでない、また図面からはなかなか機能を理解するには至りません。

 それは昨年、ほぼ1年を通じてのソレックス不調の原因解明の際にもイヤというほど感じました。昔のSUのチューンアップの際も感じたことですが、これがコンピュータ制御になればどれほど物事がシンプルになるのかと感じました。

 そこで今、頭の中をめぐっているのが、「Model-Basedシステムズエンジニアリング」をベースに50年以上の前のテクノジーをリファイン来ないかと妄想のごとく考えております。

2017.3.5:たかがメッキ、されどメッキ (続)

20170305 Steering Gear Box

 心が折れてなかなか進まなかったステアリングギアボックスのリノベーションは最終段階に入りました。

 しかし、心ではないフィジックスな部分のアクシデントで約1ヶ月、作業が遠のいていました。本日、再開をして、ベアリング&シールの打ち込みが完了しました。

 そこで問題となったのが先の「2017.2.8:たかがメッキ、されどメッキ」にあるカバーと最後に取り付ける4箇所あるメクラ蓋の表面処理です。メクラ蓋をそのまま表面に磨いたもののクロームメッキとの釣り合いがとんでもなくアンバランスと感じました。

 そこでコストアップにはなるものの4つのメクラ蓋をクロームメッキ (ポリッシュなし、錆止め程度の処理) に出す決意をしました。まったく素人いうものは出来上がりの品質を予測できないとまたまた自責の念となりました。
(ご参考:
クロムプレート処理 (所謂、メッキ)

2017.3.4:クラッチベアリング

20160313 NSK 24TK308B2

 昨年度末からミッションの2017年シーズン仕様へのアップグレードが諸般の事情で思うように進んでおりません。

 本日、息抜きに交換することになるクラッチのベアリング (24TK308B2:d= D=38.1 B=67 16.4) を例によって、モノタロウのサイトでチェックしてみました。

 モノタロウではNSKを扱ってなくKOYOのみでした。そこでグーグル検索で互換性をチェックすると:
Cross Interchange Part No. for: NSK 24TK308B2 (
http://www.autopartoo.com/oem/partscrossinterchange/24TK308B2) に以下のような互換の品番が確認できました(代表的なもののみ、また固有の車種などは除く) :

  • NTN -> SF0818
  • KOYO -> RCT38SLI
  • NACHI -> BC12S4B
  • SKF -> VKC3505

 早速、モノタロウを見ると、以下のようにビンゴとなりました:
JTEKT(光洋精工) クラッチベアリング パーツNo. 09269-38001 ストックNo. 70167
 (https://www.monotaro.com/p/3509/2574/?t.q=koyo%2035092574



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