クラッチ・マスターシリンダーのカップの厚さについて


 クラッチ・マスターシリンダーのカップの厚さであるが、まずは以下の写真1:全体の形状比較を見て、カップとストッパー(段付きワッシャ)がどんなものか理解されたい。おそらく今購入可能な制研クラシックで購入すると、左の8mmカップが来る筈だ。ところが、皆さんのマスターシリンダーのストッパーは下記のいずれかが入っていることと推測する。

 問題の厚さであるが、以下の写真2:厚さの比較で見てもらいたい。それぞれの厚さの違いが具体的に分るだろう。

 そこで組合せるとどうなるかは写真3:組合せ結果を見ての通りである。8mmカップと2.6mm、そして6mmカップと4.6mmを組み合せれば、それぞれの合計の高さ(実際は長さ)は一致する。当然と言えば当然である。

 今、制研クラシックからコンテッサ・ブランドで入るカップは8mm故薄い方のストッパーでなければならない。万が一これに厚い4.6mmストッパーを装着すると穴 (Compensation Port) を閉じてしまい、ポンプ機能がなくなる。

 要は、組合せの問題である。どうしても厚いストッパーを使いたいならば、6mm厚のカップを入手すればよい。

(PS)この二種類の違う組合せについてはまだ判明してない。パーツカタログにその記述はないし、デーラーノートにもその注意は無い!コンテッサ1300には、このようにパーツリストでもデーラーノートにも記載されて無い部品の組付けがある。当時のマネージメント技術 (設計は何か?、生産はどのように&何を組んだか?、そして保守すなわち整備はどうしたか?) が確立されてなかったと推測する。ひょっとしたら、個別&部分最適は得意だが、全体最適が不得意と言う日本の特徴かも知れない。別途、特集してみたい。

写真1:全体の形状比較

fig 1


写真2:厚さの比較

fig 2


写真3:組合せ結果

fig 3


(註) カップおよびストッパーの厚さの寸法は大まかであり正確なものではい。

(2006.3.5 (オリジナル))
(SE, 2015.11.23 (改訂))

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