ホワイトリボン・タイヤのホワイトニング


  ホワイトリポンは、古今東西問わず、やはり白い白がよい。コンテツ現役当時は、汚れたホワイトリボン・タイヤは当然あったものの極端に黄ばんだものはなかったように記憶する。最近、イベントでよく黄ばんだホワイトリボンをみるが、おそらくそれはホワイトリボン・タイヤのケアの知識不足と分析する。その原因は、安易なタイヤ・クリーナの使用である。すなわちケミカルである。ブラックの表面は一見奇麗になるが、肝心のホワイトリボンの部分は黄ばみを発生させる。ホワイトリボン・タイヤには、現代のケミカルのクリーナ (よくあるスプレー式のタイヤ・ブラックなど) を絶対に使ってはならないのである。そもそもコンテツ現役自体は、ケミカル的なタイヤ・ケアは無かったのである。

安易なケミカルに注意!

 ここで言うホワイトニングはケミカルによる黄ばみではなく、主に経年変化による黄ばみを奇麗にする方法である。米国を始め日本でもクラシックカー専門のホワイトリボン・タイヤ専用のクリーナがあり、それはそれでよいが、庶民にとっては決して安くない。ここで紹介するのは、リーズナブルな価格でホワイトニングをしようというものである。

 まず、下記の写真をご覧いただきたい。右のタイヤは経年変化 (新品であるが長期倉庫保管) 、左のものは、これから紹介する方法でホワイトニングしたものである。

Tire Whitening 1


庶民の味方、100円ショップヘ

 それは何のマジックもない。巷の100円ショップで、クレンザー系の洗剤を購入するだけである。ついでに、亀の子たわしと細手のたわしを購入しておこう。全部で,315円の投資である。

Tire Whitening 2


 そして、ホワイトリボンの部分は細手のたわしでクレンザーでこするように黄ばみをとりのぞくべく根気よく洗浄、ブラックの部分は亀の子だわしで大胆にと言う訳である。

Tire Whitening 3


教則本通り、世界の常識!

 結果は、このようにかなり奇麗なホワイトリボン・タイヤに仕上がる。実はこのクレンザーとたわしを使う方法は米国のディスカッション・ルームで常套手段として議論されている。高価なホワイトリボン・タイヤ専用に販売されているものを使わずとも、「クレンザーを使え」と書かれている。実は、市販のホワイトリボン専用のクリーナの成分はクレンザーのようである。

Tire Whitening 4


イベントでは?

 そして、イベントへと。今でもこのタイヤ、どこで入手したのかとよく質問される。

Tire Whitening 5


 下の写真は、2009年のJCCAのニューイヤー・ミーティングに持ち込む前日に旧い当時の5.60-13を30年ぶりに上記の方法で奇麗にしたものである。このタイヤはひび割れ状態なので、コンクールにエントリーするという目的は達成したので、当然、その後、廃却処分。

Tire Whiting 5.60-13


 以下は、当時の高速有鉛誌のJCCAの特集、「旧車新年会にてタイヤっぷりに注目」に掲載されたもの。同じような時代のタイヤだがその違いは明らか、おそらくルノーとベレットは現代のケミカルを使ってしまったのかも知れない。 因みに三車は、その際の日野車、いすゞ車のコンクール・デレガンスのクラス・ウイナーである。

ko-soku uen hikaku w400


もちろん、普通のタイアのケアにも!

 このクレンザーによる洗浄は一般のブラック・タイヤにも効果あるようだ。

Tire Whitening 6


 以下のように自然なブラックになる。しかもその後、ワックスを含んだウエスで拭けば、この状態が長期に保たれることが判った。要は、近代的なシリコンなどを含んだタイヤ・クリーナは、実に短期な効果で、結果的にプレスボー的な効果だけなのかも知れない。

Tire Whitening 7


【警告:再度、ケミカルに注意! (20152.13) 】

 2014年12月に谷保天満宮で見学に来られたコンテッサのオーナーから、「おたくのホームページに書いてある方法でホワイトリボンの黄ばみを直そうとしたがダメだった」と、如何にもこのページの情報が役に立たないと言いたげでした。おろらくすでにケミカルを使ってしまったものではないかと断言します。その個体は一昨年、あるイベントで拝見しており、当サイトオーナーとしてはその様と判断しております。このような悲劇がないように、本ページの冒頭に明記してあるように「ここで言うホワイトニングはケミカルによる黄ばみではなく」であることをご理解ください。

 そしてその後、その方に更なる悲劇が、! それは伯爵夫人・コンテッサらしく「ホワイトリボン」にと、新しいものを装着されたそうです。そこに追い打ちを掛けるような悲劇が発生しました。自動車修理屋が丁寧にも一般のタイヤ・クリーナを吹きかけて納車をしたと、おそらく修理屋としてはプラシーボ効果と言えることをされ、その新しい「ホワイトリボン」は見事に黄ばんでしまったというダブル悲劇になったそうです。結果的に、諸々の理由があったようですが、「ホワイトリボン」に換えて、残念ながら一般のブラックウォールのラジアルを装着したようです。オーナー、修理業者、共にある程度のインテリジェンシー (あるいは基礎知識) を持ってなければ難しいことだと思わされた一件でした。

【参考サイト】

(SE, 2013.7.21 改編)
(Added, 2015.2.13)

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