まつどクラシックカーフェスティバル 2012


まつどクラシックカーフェスティバル・ファイナル(2012年10月6~7日)
主催:まつどクラシックカーフェスティバル事務局
場所:松戸駅西口地下駐車場


「面の皮一枚」でつながった、第11回

 松戸の一市民として楽しみにしていた市最大の年中行事の中で開催されてきた松戸まつり(第39回目) の「まつどクラシックカーフェスティバル」に今年も参加できました。

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 今回、実は開催が危ぶまれていたようです。開催当日の主催者事務局の説明によると、全国的に有名になっていたJR松戸駅西口の地下駐車場という絶好のロケーションでの開催と決別をし、別な地での開催の検討も進んでいたとのことです。開催継続へのきっかけになったのが、松戸まつりの胴元である松戸商工会議所側から目玉が無くなるとかで、懇願されたようです。個人的には、正にその通りだと感じております。この日本中どこにもないスタイルの「まつどクラシックカーフェスティバル」が松戸まつりになければ、何とも平凡などこにもあるお決まりのパレードと各県の物産展だけのイベントです。「まつどクラシックカーフェスティバル」は大いなる差別化であり、救世主なのです。

 この「松戸まつりクラシックカーフェスティバル」は以下のような一般の旧車イベントにはない公共性をもった大いなる特徴を持っています:

  • 見学者は、旧車マニアは少なく、ほとんどが一般の人々である。
  • 土日の二日間のロングラン、そして駅下の地下駐車場なのでレインフリーで、見学者もクルマも雨の心配がない。
  • 限りなく、小規模である。およそ、40台程度のキャパシティであり、まとまりがある。
  • どこにもないマネの出来ない80m程のミニパレード、限りなく見学者との距離感が小さい。地元故、声もかけていただける。
  • そして、昨年、遂に10回の節目を迎え、よくあるメインイベントの客寄せパンダではない、市のイベントの中でのポジションと全国ブランドを確立している。

 毎回、この「まつどクラシックカーフェスティバ」で経験することですが、今年のハイライト、秀問、難問、珍問、以下のようです:

  • 今年も何人か有りました、「このクルマ、走ってるんですか?」、80mのミニパレードですら、出ないだろうと、先入観を持った方もおられました。周りのレストアしたきれいなクルマたちにくらべると「素顔のコンテッサ」がやはり、到底、走るようには見えないというものなのでしょうか! 展示保存ではなく、立派な「超」動態保存車です!
  • 同様に、フロントにエンジンが無い、そこはドンガラということが、今では常識を覆すようなものです。ほとんどの方が知らなくなったようです。あるお年寄りは当然、コンテッサを存じており、誰もが解らないだから、常時、トランクを開いておくことを盛んに進めて来ました。もう、コンテツは「絶滅種」の分類に仲間入りしたようです。
  • 次に後ろにあるエンジンとラジエータを見ると、めざとい方の決まり文句が「オーバーヒートしませんか?」となるが、「このクルマは基本的にオーバークール」と答えると、誰しもが半信半疑のような表情でした。
  • 日野の販売店に勤務されている若いご夫婦、コンテッサの名前は知っていたが、初めて見たと話がはずみました。社内ではほとんどの方が日野自動車が乗用車を製造・販売していたことが忘れられているとのことでした。これは、どうも日野の中でも、「絶滅種」なのでしょうか!
  • 相変わらずお話好きの大変多く、今年も二日間、四六時中、来場者の皆さんとお話しをしておりました。結果的にお話をするということは、多くの時間をお話をお聞きするということで、今年も特に何人か80半ばの大先輩にお寄りいただき戦後あるいは戦前が入り交じった貴重な「事実・歴史」を拝聴しました。

 これらこの種の会話にもなれっこになりました。旧車のマニアだけではない「まつどクラシックカーフェスティバル」ならではの来場者との大切にしなければならない時間であります。

 もう一つ、気がついたことがありました。三丁目何とか言うコンピュータグラフィック処理の旧車が登場する映画が流行ったことに起因してるのかと思います。隣に鎮座していた1950年代のクラウン (映画にも出演) は、結構な人気で誰でも知っているようで、誰もが写真を撮って行きました。しかし、隣の我がコンテツはスキップして行くと、そんなものかと感じておりました。そんな中、ショッキングなことが起きました。30代の親子でしょうか、小さなお子さんが我がコンテツの前に立って、お母さんに写真を撮ってもらおうかという段取りになったら、そのお母さんは、何と!、コンテツの前ではなく、クラウンの前に立てと手を差し伸べました。やはり、その年代の女性は、「三丁目」シンドロームなのかと!しかし、他の多くの20代くらいの女性たちは、クラウンにはあまり興味を示さず、イタリア・ミケロッティ・デザインのコンテツを、「これ、カワイイ。。」と、携帯カメラに収めていました。これだからたまらない、若いエネルギーをいただいたようなものです。

松戸商工会議所からも支持される!

 さて、二日間の超ローカルなイベントも終わり、徒歩では10数分、クルマでは信号二つの自宅へと向かう時間となりました。閉会に際して、主催者事務局の皆さんから、「朗報」がありました。それは、今回の結果を見て、松戸まつり主催の松戸商工会議所からも来年もやりましょうと評価いただいようで、「まつどクラシックカーフェスティバル」は、第12回もこのJR松戸駅西口の地下駐車場で開催するという報告があり、参加者一同の拍手喝采となり、めでたく終会と相成りました。

 この「まつどクラシックカーフェスティバル」は、およそ9割の見学者は旧車のマニアではなく、一般の皆さんと日本の経済発展に貢献した貴重なクルマたちを目の前にして、理解、共有、またクルマだけではない歴史を学び・伝承出来る数少ない場です。特に若い方、そのお子さんたちには、日本の将来にこれ以上の教育の場はないと考えております。ぜひ、来年もこの貴重な地元のイベントに参加したいと思います。

(SE, 2012.10.20 Original)


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