トヨタ博物館 クラシックカーフェスタ in 神宮外苑


トヨタ博物館 クラシックカーフェスタ in 神宮外苑 - 2013年11月30日
主催:
トヨタ博物館
場所:明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前


駄目もとで申し込む、結果的にオーナー・インタビューまで!

20131130 Toyota Owner Interview w500

 このイベントは、自分としては、比較的新しいものと受け止めていました。また、現地にもかなり前に一度だけ見学をさせていただきました。内容的には、多くのスポンサーにおんぶのイベントと異なり、「トヨタ」なりのプライドとも言えるような社所有の自社ブランドのクルマと歴史的な世界のクルマをテーマをもって、毎年、展示をすると言ったもので、独自のクラシックカーの定義を基にブランドを確立され、また参加者や見学者もそのブランドを高く評価していると理解しておりました。

 その意味で、自分としてはそのような場に自分のクルマを持ち込むことはありえないと長く考えておりました。しかし、今回、この10月に長らく自宅内に鎮座していた愛車:日野コンテッサ1300の車検の見通しがついた際(地元の松戸まつりのお陰)に変な色気が出て、1995年以来、18年、毎年、今年こそ車検をと税金を払って来たし、念願の公道復帰には良い機会と、申込書をダウンロードして、勇気をもって、期限の日に投稿しました。その際の記載内容は、以下のようなものでした:

  • 車名:日野コンテッサクーペ "L"
  • 年式:1968(初年度登録年)
  • アピールポイント:
    • コンテッサ1300クーペL(競技用軽量ボデー車、1966年製造)
    • 67年シーズン米国レース向けにロサンゼルス、チーム・サムライがSCCA規定に沿って改造
    • 1967年末、日本に帰国、日野自動車のコンテッサ清算に伴うPR支援に国内レース参戦
    • 1968年、第一回東京レーシングカーショー展示(HPE社)
    • 1968年、日野放出後、2シーターにて車検登録(個人)
    • 1970~90年代、TACSなど各種スピードイベント参加(個人)
    • 1992年 ミレ・ミレア・ジャパン、日本GP再現レース(個人) 
    • 1995年 第51回東京モーターショー、テーマ館展示(日野自)
    • 唯一当時の外観&内装を保つレストアなども無縁な貴重な歴史的個体
    • 現在、10数年の機能面のリノベーションを実施、10月初めに車検予定

 まだ車検もない、保険も加入してないクルマではありましたが、イベント担当者から誠に丁寧な電話をいただき、この車両の由来を説明したところ、後日、願ってもなかったオーナー・インタビューと相成りました。

当日に向けて

 車検は無事完了し、お披露目に地元の松戸まつりにもしました。しかし、この個体は、10年余り掛け、走ると言う面については、およそスクラッチ、すなわちゼロから作り直したもので、よくあるレストアの範疇ではなく、申し込みの「機能面のリノベーション」とは、それを意味するのものです。ありとあらゆるすべてが組み直し、新部品/アッシー、新造部品、新規設計のシステム、あるいは型から作り直したもので、持論である「自分のクルマは自分で作れ!」で実践した新型車のようなものです。自分としては、正に「2013年型日野コンテッサ・クーペ」と自負しております。しかも、1995年の18年前のペイントも実は最終の磨きもしてなく、碧空の元にさらすのもこの日が初めてなのです。そんな意味で、車検は公道に出れる第一歩の証しであり、すべて慎重をもって事を進める必要がありと、こればかりは、何をしたかを自ら知る人間のみが知る心の奥底であります。11月29日(金)には、この新造コンテッサはおよそ40km(!)程度の走行となり、最低限の公道を走るための常識的な機能・システム確認&調整をしました。

 さて、当時は早朝の7時に会場に集合とか電話でも念を押されておりました。しかし、何しろ、ヒーターの無い「純レーサー」であり、寒さ対策のために、12Vセラミック・ヒーターをシートに敷き、5時半に松戸を出発し、神宮外苑へと向かいました。キャプのセッティングがまだ完調ではなく、まだ真っ暗な4時に起きでこの日はアイドル・ジェットを交換し、結果オーライでありました。メカニカル・コントールを排し、すべて電気・電子コントロールの冷却系は、初めて一気に30km越え(大した距離ではないが)となり、水戸街道の流れに乗った数キロの定速走行では、若干、思惑以上の温度を示しました(後日、温度コンローラ調整後、同ルートでテストし、想定温度に修正されたことを確認)。これも良い実験となりました。最大の課題は、昔も同じでしたが、やはりヒーターの無いことであり、さらに歳をとった今では、それが一層と現実的な感想であり、ぜひともベストなソリューションを盛り込みたい部分であります。

イベント現場にて、反省が一つ!でもこんなことも

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 さてイベントが始まり、一つ、自分として想定してなかったことがありました。このイベントの重要なものの一つが10数キロの世界の銀座を周回するパレードだったのです。長い距離をのんびり、しかも隊列を組んで走るパレードは自分の趣味ではないと展示のみの申し込みをしておりました。担当者から電話で、全車紹介をするので出発だけは一緒にと説明がありました。展示のみが多くおられると考えておりましたが、それは大きな間違いでたったの数台だったのです。そう、このトヨタのイベントはパレードが大きなブランドになっているのだと悟った次第です。

 皆さんがパレードに向かった後、広い展示スペースに残ったのはたったの一台、我がコンテッサだけと、なんとも恥ずかしい思いでもありました(右上、写真の一枚目)。しかし、数人の方が寄って来て、写真を撮ったり、じっくりと眺め始めました(写真、二枚目)。それをいいことにエンジンルームやトランクなど開けるサービスをすると徐々に人が集まることに(写真、三枚目)。その先は展示スペースに旧車がこのコンテッサだけ、あっという間に老若男女、会場中の人が取り囲みました(写真、4/5毎目)。これは思わぬ誤算でしたが、普段はあまり話題にもならないマイナーなコンテッサだけにあって、なんとも愉快な気持ちでした。

総合コメント

 このトヨタ博物館の参加は初めてありました。イベント自体が比較的、歴史の浅いものですが、さすが世界トップのトヨタの運営と思わされることが多く感じました。それらは:

  • 事前の対応(資料や連絡)含め、受付など「人」の対応(これが “オモテナシ” か!)が優しく、確実且つ頼もしい。
  • 会場の館屋の中に、参加者向けの休憩室を設けてあり、しかもドリンク&スナックが用意されている。暖かいコーヒーをいただけることはこの上ないサービスである。
  • お昼の弁当が最高である。ブランド品の2段重ね!。しかも同乗者含め二人分、それぞれ鳥、豚、牛、魚(二種あった?)から選択出来る!もちろん、缶ドリンク付き。
  • 配布されたプロゲラムのエントリー・リストは実名が記されており、これはクルマのオーナーの顔がちゃんと見える証であり、重要なことである。

  以上のように良いこと尽くめであり、上述は多くの他のイベントに参加して大いに不満を感じていることであり、やはりトヨタなりの財力あってのことだと考えます。運営自体も大手広告代理店のようで、サポート・スタッフが大勢おり、管理・統制が行き届いており、そのアウトソーシングのコストでもスーパーカーが購入出来るくらいと推測します。大変、至れり尽くせりの内容で、参加して良かったと満足感の大きいものでした。

 では、来年もこのイベントに参加するかというと、それは微妙です。理由は、現場で解ったのですが、結構、応募が多いようで、参加したくとも出来ない方が多々おられるようで、そのような方にぜひとも考える次第です。でも、もし、参加したならば、パレードは出なければと、最後に反省として申し上げておきます。

(SE, 2013.12.18 Original)


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