日野コンテッサのディファレンシャルギヤのオイルシール (一般的にはピニオンシールか) にはSB45769 (基本的にNOK製) が使用されています。これが結構難易度の高い入手部品です。
某メーカーによれば1988年のある時期までは型を保存されてたようです。また、日野コンテッサ当時に生産されたものが流通在庫もあるようでメーカーの方でも親切に (ブツはあるかどうかは別として) 、例えば、複数のオイルシールメーカーを扱っている販社 (商社) を参考までに教えてくれます。
しかし、そんなものよりは、何時でも何処でも、そしてフレッシュな部品を入手出来るのがベストです (フォーム・フィット・ファンクションを参照) 。そこで解決方法の一つがかなり昔、今は亡き友人が制作したのがアダプターで、二度ほどお世話になりました。また、最近ではネットの検索システムが発達したおかげで、ダメもとでもと購入したものが上の写真です。
- 下:日野純正のNOK SB45769です。
- 右上:数年前にチェック用にロサンジェルスのNAPAで購入したフォード用のピニオンシール、インチ規格であるが自分なら使ってしまうと言えるものです。作りが強靭なのが気に入っています (写真は、表と裏がが逆) 。
- 左上:規格品のTC457610 (Nationskander California Corporation) 。厚さが1ミリほど違いますがいいのではないかと思います。形状がSBでなくTCというのが気になりますが、同じTC系がクランクでも使われるで自分的にOKと、このシールを今、作業中のクロスギアのミッションに試すべく進めています。
最近、オイルシールについてチェックしていたら、NOKのオイルシールの取り扱い方法の冒頭に「保管期限」があり、在庫の目安として、NOKの言う「倉庫の中で直射日光・高温・高湿を避け、標準包装状態」の下で10年というのが基本のようです。と、いうことはコンテッサ現役時代のものをとって置くよりも最近製造されたフレッシュなものを使うのが第一番と思った次第です。