2017.4.5:JCCA NYM & 他であった最近の会話 - 会長の役割とガバナンス (1/3)

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 先の1月末のJCCAのイベントでも複数の人からこの表題について話しがありました。昨年後半からも同様な話題があり、JCCA以降も複数人から電話や直でのこの話題が偶然にもありました。なぜ、日野コンテッサクラブの方からそのような問いを当サイトオーナーに向けられるかは別にして、昔の経験で皆さんには一様に次のように答えております:

 会長はすべての会員への「よろず相談のフォーカルポイント」であり、会長にもなれば、日常、毎日のごとくとはないが、会員から日々色々な相談が持ち込まれます。問題はそれにどう対応するかです。自分で考え、そして人に相談、あるいはプロにお聞きしたりして、ベストな回答を問い合わせのあった方にご自分で回答するとか、必要であれば会報を利用する方法をその昔は採っていました。

 そのような問い合わせに対して、メンテナンスなど修理業者などに丸投げすれば、クラブとしても独立性、あるいはガバナンスを失うものです。ひいては修理屋などの商売をされている方との明らかなしがらみを作ってしまう可能性があることです。それはしてはならないと、日野自動車含めて自動車屋などのビジネスとの関係に一線を引かねばならないというのが基本原則であったのです。

 今のように会社の組織のごとくある意味で完全分業化されたごとくのクラブ運営でなかった昔の会長はどんなものだったのでしょうか?これは決して懐古趣味で語るものではありません。今でも多くのクラブやギャザリングでは、その長となっておられる方を見れば共通点を感じます。それは自ら身を切って周辺にサービスと言ってよいか、自ら頭と体を使って行動していると思います。

 例えば、イベントでは先頭に立って参加者や来場者への対応とかクルマの交通整理をしているとか、会報などでは、単なる自らの戯言を発信するよりも、会員スミズミまで気配りをして意見を吸い上げ、それは決して他人任せにはしない事です。

 おそらくこのような話を現在のクラブの中で意見したら一笑にふすかもしれません。だから (昔は) 二年も会長をやれば、そろそろ、次の人へと、これも自然にクラブ全体でガバナンスがしっかり効いてたと感じます。残念ながら、これはある時期に崩壊させてしまったと分析します。

(続く)

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