盆休み中にともう一本のステアリングギアボックスの組立を開始しました。
最初はリターンスプリングをギアボックスに納めねばなりません。クーペの場合、自由帳で280ミリ程度のスプリングを200ミリ以下に圧縮しなければなりません (参照:基本データ) 。
仕様によるとおよそ30キログラムの荷重です。これは人間の腕力では不可能なものです。コンテツの現役当時から一度出したスプリングは人間の手では入らないというのが定説でした。
当時は日野の専用工具 (SST) を使うことが常識でした。今ではそんなものはありません。そこで画像のように専用の工具を製作して圧縮し、無事、ケースの中に収めることとなりました。