夜の11時過ぎのニュースの中に臨時で今年のWEC ルマンのトヨタの優勝が流されました。日本車&日本人ドライバーによる初の快挙と報道されました。トヨタも過去2年の悪夢のような経験を払拭すべく体制の訓練と緊張感をもって挑んだ結果と言ってました。
1-2フィニッシュであり、後のチームに10周もの差をつけての結果も大いに報道されました。とにもかくにもこれは一応、おめでどう、でしょう。
しかし、1991年のマツダ 787 の優勝に比べて、個人的に盛り上がりがありません。それはなぜでしょうか?
モータースポーツのもろもろの世界状勢では、アウディやポルシェはすで去った理由は、膨大な資金がかかるわりには市販車へのフィードバックが少なくなったそうです。それはマーケティングやテクノロジーです。それよりも実を得られるフォーミュラE (Offcial Site, Formula E) にシフトしたということです。こちらに資金をかける方が将来があるということです。
結果的にトヨタはいままでのアウディやポルシェがいなくなったつつましいプライベータ相手のレースに大金が使えるワークスとして戦いをした訳です。でもレースは勝ちは勝ちであることを否定するものではありません。
画像はルマンのサーキット (Circuit de la Sarthe) の正門 (参考:グーグルマップ) です。この左側に博物館があり、歴代の高性能車が “AS-IS” で展示されています。トヨタがここに入るのはいつでしょうか?