ビ筑の第五戦のHIS (ヒストリックカー) クラスは前回から参加のFJ20搭載のスカイライン (ストックのままの個体で30年もジムカーナ参戦とのこと) 、本シリーズ戦最強のジェミニ、当時レーシングマシンそのものと言われたホンダS600と正に昭和の新旧ツインカム大集合、そしてコンテッサ、計4台であります。
結果はジェミニの勝ち、スカイラインは残念ながら僅差で2位、両者共に経験豊富なドライバーなので足が強化されているジェミニとストックのスカイラインの足の差かも知れません。3位はS600、そして我がコンテツ号でありました。
今回のHISクラスのコースは画像のようでいつもよりちょっと長めで好ましいものと思いました。
このコースをジェミニとスカイラインは59秒前後、さすが時代の新しい80年代の大排気量のツインカムです。
一宮の有名ガレージ製のS600は最近エンジンOHが完了し、以前に増して音も力強くなったように感じます。我がコンテツは前回は4秒程度の遅れであったのが今回は3秒弱でした。しかし、S600は二本目を若干ロスされたようで、こちらはMCであり、1本目だけの比較は根拠に乏しいです。いずれにしろ新たなベンチマークとしてます。
今回、感じたことはジムカーにも製造業で言う現場力みたいなものがあるのだと言うことです。つまり5ゲン主義 (原理、原則、そして現場、現物、現実) です。クルマのセッティング、例えば、空気圧など、そしてドライビングの修正、これらは現場で走って、確かな根拠の基にレビューし、改善、そしてその場で実装&実証をするというフィードバックの現場力が必要だと大いに感じました。これも経験 (及び能力&スピード、これが問題だが) がものを言うのだということです。まだまだ努力が必要です。これは前日練習会通じて実感してました。
前日の練習会、今回は優しいコース (淡泊コース) ではなく、あえてチャレンジをして難しいコース (濃密コース) で走らせていただきました。
今回、前輪の車高を2cm程度落とし、気持ちネガティブを増やしました。空気圧は前回の結果に合わせて前輪:2.0、後輪:2.6で始め、本戦、2本目はよりオーバーを出すために2.8でトライ。次回は今回の最終結果の前輪:2.0、後輪;2.8から開始するでしょう。
まだまだ経験が浅いもののやはり画像にある13番以降のテクニカルセッションが自分としては何も出来ない部分です。このパートでのサイドターンなどももってのほかです。まずは走ってみて、どうすれば良いのかという解を考えるためのトライでした。
ステアリングはもちろんブレーキ含めパワーアシスト無し、タイトなターンには自分としてはとんでもない腕力が必要、もちろん俊敏な運動神経も、これら経験含め無い無い尽くし!でも走ってみて冷静に考えれば、次のようなことにです:
◎15番以降は2速ではなく1速を使う、ただしデフのロスがない程度に駆動を駆ける、
◎ステアリングはすばやく目一杯に、そのためにステアリングの径を若干大きくする、
◎とにもかくにもパイロン近くで回る (にはどうするか?)
などと考えました。
これにはやはり完熟歩行の際にちゃんとどうトレースするかシミュレーションしてイメージを焼き付けることが重要と感じました。4月から完熟歩行を2回としてることに修正が必要と考えています。完熟歩行は基本中の基本でMCを防ぐためにもその重要さを知らされました。
そして、新たなタイヤ (GoodYear RS-Sport S-SPEC) 、これには感激しております。頭で考えたようにダイレクトにクルマが反応します。実にFun to Driveです。しかし、この種のタイヤは非力なコンテッサの場合、一般公道では使うべきでないという考えにも至っています。
以上です。
今回もZummy Racing Familyのみなさんの心温まるホスタピリティ、そして参加の皆さんのビデオ撮影含め熱いサポートに感謝もうしあげます。ありがとうございました。
以下の画像は練習会のものです。今回はオンボードカメラの画像を組み合わせてみました。