Zummy Racing Family主催の “超ビギナージムカーナin筑波 練習会”、何時もの本線前日の実践向けのコース設定と異なり、ジムカーナの基本の8の字ターン、スラローム、定常円を組み合わせたものです。
やはり50年越えの旧車です。週間天気予報とにらめっこ、降水確率:50%と確認、確信したところで申し込みました。画像は、当日のドライバーズミーティング、このような場にモダンカーに混じって分身コンテッサを持ち込めることは何時もながら嬉しいものであり、受け入れていただける主催者&参加者の皆さんに感謝するものです。
この日は、基本的な走行の練習に加えて、久しぶりに現場でのコンテッサのセッティングも目論んで準備しました。それは足の確認とキャブの燃調でした。前者の足は、フロントをもう少し下げてみたら回頭に変化があるかです。パドックで2cmほど下げてみました。ジオメトリー上、若干なネガティブキャンバー方向になるはずです。ゲージで測定すると右はそうなっているもの左はそんなでもなさそうです。プラシボーでよい、取り敢えず、これで走ることにしました。でも右ターンに比べて左ターンの方がドンなのはこれが原因かと考えてしまします。
キャブについては、前日、一番薄い方向に振って、ソレックキャブ、”MJ=120 Air = 160 PJ=60” を入れ、アイドル調整をしました。もちろんプラグは前日デリバリーされた “NGK-5E-11” です。早朝、筑波に向かう際、一般道、常磐高速、共に何も不満を感じるものでなく、ガスが薄いせいかむしろSUキャブのように軽快な感じでした。
しかし、午前中の1本目の走行で、最初の加速でこれはダメ!、上、すなわち5,000回転以上が力量感不足と、薄すぎと思うものの、次の走行では、”Air = 190” に振って確認、さらにスカスカと、次の走行では濃い目、”MJ=130”、これで若干改善、そして次に、さらに”MJ=135”、まだ良しと、これで午前中の練習は完了となりました。燃調はこれ以上手を付けず、午後は走ることだけに集中と切り替えました。
燃調を試してコース (右を参照) を走行してもタイム的にそんなに変わることがない!あるとすればスタートから加速して最初の右ターン (青パイロン) までの2速で5,000回転前後を使う時です。そこにパンチがないことです。コースの残り部分はそんなレンジを使うことはないのです。おそらくこのエンジンでのトップエンド付近の燃調だと思います。すなわち濃くても薄くてもパワーが出ないということです。
モダンカーのジムカーナの場、まったくアナログなキャブのジェットなどを入れ替えしてる輩は当然の事ながら皆無であり、皆さんとの会話もまったく成立するものではなく、ただただ孤独にレーシングする音にスイマセンと心の中でつぶやいておりました。
設定されたパイロンコースを選択するのか、あるいは基礎練習コースでのフリーのコースが二つあり、自分は前者の方だけを選びました。ただ、パイロンコースの方は2グループに別れて各ヒート25分と言うのが自分として慣れず、一回走るとパッドクに戻ってしまい、下手をするとみなさんが2回以上出走しているのを見逃すところでした。どうもゼッケン通りでもなくて早いもの順だったように感じました。これは今後も同じ方法であれば自分がそのやり方に慣れるしかありません。
と、言うものの、この日の午前の部は、お二人の方に同乗をいただき貴重なコメント&アドバイスをいただきました。このような機会はなかなかなく、直接にこうした方が良い、ここをブレーキとか、リアルタイムで助言いただけるし、これほどのトレーニンはありません。MDiエンドウさんのホンの一言が大きな気づきになりました。ありがとうございました。大変、感謝しております。
午後の部は、基礎練習コースを撤収して、午前のパイロンコースを拡張したものになりました。 (右を参照)
まずは、”ランチタイムジムカーナ” と称して、競技形式でハンディ&クラス分け無しの無差別2本勝負となりました。格上の皆さんの走りを見させていただきました。トップタイム (00:49.347) をたたきだしたまさにサーカスあるいはアートのドライブのたか@エボさんと自分は15秒 (01:05.390) もの差であります。比べること自体ナンセンス、とにかく毎回素晴らしいドライビングです。
その後はゼッケン通りの順番で ”ランチタイムジムカーナ” のコースで午後の練習となりました。
”ランチタイムジムカーナ” の競技でないので練習は気も楽になりリラックスして、自分なりに午前中にコメントいただいた点を留意して練習走行を楽しみました。やはりヤダヤダと頭に中にあるスラロームは進入も出方もダメで大きな反省材料、何でこんなに (俺は) ハンドルを右左に切らねばならないだとヘジテートしている気持ちを捨てなければならないんでしょう!そしてどのターンももっと半径を小さく、これも勉強しなければなりません。加速力、瞬発力が無い、これが今のエンジンの限界か (7割走行前提で) 、あるいはまだキャブのセッティングの余裕があるのかが検討材料です。
以下の画像は、”ランチタイムジムカーナ” の2本目のものです。インカーカムとスイフトの中山さん (ありがとうございます!) からいただいた映像を合成してみました。最近は後でこのような映像にして自分なりにレビューするのが楽しみの一つです。こんなもモノを公開しても何に役にも立たないでしょうが、それはせめて自分自身への (ポジティブな) 戒めをもってのことです。
この映像でも分かるように最後のセッションでパイロンタッチをしました。この日の午前中は1回の走行で2回もありと、記憶にある限り6回ぐらいはタッチあるいは正面突破、分身とも言うべきコンテッサ、若干傷つき (巻末参照) 、ウーン、マッ、仕方無し、自己責任、次は無いようにとそれだけです!ズーミーさん、パイロン、痛めてすいません!
午前の部、”ランチタイムジムカーナ” 、そして午後の部と計12本も走行しました (14本走ったツワモノもあり) 。この回数は多いか少ないかを分かりませんが自分としては十分以上のもので、次回あるとすれば、それを頭に叩き込んで、自分の練習メニュー&プランを想定して効率良く挑みたいを思います。また、午後の部、プレオの平柳さんに同乗させていただきました。平塚青果市馬などでの特訓の結果、ハンドリングやブレーキングがすごいな!、こうするのかと思うものでした。
初めての開催であった “超ビギナージムカーナin筑波 練習会”、主催者側も内容に大変苦労されたではないかと推測します。すなわち、参加者側である我々が終わったみてらどう喜びを得るかあるいは感じるかという点と思います。その意味では、周辺の皆さんのお世話にもなり、練習の内容&結果に感ずるものがこれほどのものはありません。この “超ビギナージムカーナin筑波 練習会” 大いに成功だった思います。皆さん、1日、ありがとうございました。
次回は、2019年8月3日、"2019/08/03 超ビギナーズジムカーナ練習会シリーズ” の案内がコース図 (今回と同じ、これは良いことと思う) と共に発表されてます。