我が日野コンテッサクーペ、問題解明のためにひとまず、ノーマルの点火方式にもどしたらさらなる不調を囲った愛車であります。
まずは、米国MSD社のスーパーコンダクター イグニション ワイヤーをコンテッサ用に合わせて制作しました。抵抗値は50オーム/フィートと超優れものです。
冒頭の画像が完成形です。専用のワイヤーカット&カシメツールを購入したもののここまて来るには結構難儀でした。やはり初めてのプロセスはやってみて経験値を積む必要があるのは例外ではありません。
長さが異なる各ワイヤーの抵抗の実測値は以下の様です:
1番:94オーム
2番:92.5オーム
3番:79.9オーム
4番:64.6オーム
To コイル:115.5オーム
期待通りの低い抵抗値です。
ワイヤーを整理するホルダーブラケットも7mm径から太い8.5mmのワイヤーに合わせて形状を加工しておきました。
そして、取り付けた姿が以下の様です。このMSDのワイヤーは赤と黒があり、地味な黒を選択しました。赤は派手で他の部品が負けそうなので黒で正解だったと自負してます。それでなくとも8.5mm径は太くて目立つのですから…つまり主張が強いのです。
さて、結果は?一応、エンジンは始動、近所の何時ものコースを同じアクセルワーク&ギアで走行、しかし残念ながら、今回の問題の本質はワイヤーではなかったようです。。
次なる、対策の絞り込みはイグニションコイルへと、昔、経験した負荷を掛けると不甲斐なくなる現象です。さあ、どうなるでしょうか!?
【おまけ画像:55年前の日野コンテッサ1300クーペ】
以下は、1966年 (昭和41年) 7月23日、ちょうど55年前の夏の米国カリフォルニア州、リバーサイドレースウェイ、CSCC (California Sports Car Club) 、ナショナルポイントレースの一コマです。#93のピートさんはクラス3位、#51のボブさんは4位の記録が残っています。後ろのベレットGT (プライベータ) はこの後にコンテッサをパスしたようですが最終結果は不明です。コンテッサは油圧&油温対策半ばのようで、#51はフロントにオイルクーラーを、#93は冷えの悪い後部のラエータ脇のままのようです。古の一コマです。