- 全日本自動車クラブ選手権レース大会 '65シリーズ-1(CCC '65 ALL JAPAN CAR CLUB CHAMPIONSHIP RACE MEETING)
- 1965年7月17日(土)&18日(日)
- 主催・社団法人 日本自動車連盟(J.A.F)
この年のJAFグランプリは中止となり、JAF加盟クラブだけに出場資格を与えた年4回のシリーズ戦が行われました。第一回が関東地区初のサーキットとなったオープン間もない船橋サーキットで開催されました。クラブ選手権と言うもののグランプリ同様にメーカーが主役でした。プログラムを見れば、見開きカラー広告の大枚を叩いたのがトヨタ、日野、日産、いすゞ、プリンスだったことでそれを物語っています。
今日となってはGT-Iクラスでの浮谷東次郎の追い込みが伝説でなっていますが、日野もコンテッサ1300でワークス体制で挑んでいたのです。しかし、結果が示すように熟成以前だったようです(レース結果はこちら)。
また、この日のエキビジョンのフォーミュラ・カーには国産初のフォーミュラのデル・コンテッサもDEL MK-IIIとなり、スターティング・グリッドに姿を現しました。このMK-IIIは従来のMK-I/IIでの自前の製作を排して、クーパーをベースにした結果、よりプロフェショナルな姿になっていました。
このプログラムは80頁に及ぶ大作で。印刷&紙質は今日のプログラムと比較出来ませんが、その内容の充実さに感服します。レースそのものの基礎的な解説、そして戦前のレースと今日見ても新鮮であります。尚、コンテッサ・フリークとしてはいささか悔しいが、トヨタS800の走る姿、特にベレットの感性には、日野の広告戦略がこのレース・トラック向けのプログラムとしては魅力に欠けたものです。いずれにせよ、このプログラムそのものは歴史的に重要なものと考えます。
(2014.12.21, SE, Original)
(Updated 2019.8.14)
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