オイル周り関連 - ドレインプラグ
【詳細写真】
場所的、あるいは角度的に実際見ることが難しいドレイン・プラグ廻りは、内部含めて以下のようになってます:
【ドレイン・プラグ 廻り日野の改善】
上記の写真のオイルパンのドレイン・プラグの構造は、長所として、オイルが完全に抜き易いも構造であるものの、締め過ぎなどによる変形も発生し易いという欠点もありました。事実、当サイトオーナーも経験したし、今でも多くのコンテッサでも見られます。特に注意が必要な部分です。それはオーナー自らのガレージ作業でも専門の整備工場のプロフェショナルでも起こり得ます。
大型トラックのような18mmX1.5mmというプラグはどうしても力が入ってしまいます。ただ、日野の整備マニュアルに締付けトルクに関するデータが載っていません。信頼すべきHaynseのマニュアル (日産510用) では、2.0~3.0kg f mとあるので、そのようなものであると推測します。当サイトオーナーは、3.0kgで締め付けています。素人故、よく言われる “手ルクレンチ” は、あえて使用していません。あくまで、勘ではない信頼できるトルクレンチを利用しています。
ヤワなコンテツのオイルパンの問題を理解したのか日野もかなりの時間を経て、1966年に入りドレイン・プラグ 廻りを付け焼き刃的に強化したオイルパンを装着するようになりました。ただ、このスペーサを介したものでは大したことではないでしょうが、オイルを完全に抜くという長所は若干そがれてしまいます。でも整備工場やオーナーによる不注意な締め過ぎには大いに効き目があると思います。
参考迄にこのオイルパンが装着は以下のシャシー番号です (正確にはシャシーナンバーに一致したエンジン 番号を記すべきと考えますがご容赦ください) :
- PD100-536082 (3M) 以降
- PD100-536462 (4M) 以降
- PD100-536218 (S) 以降
- PD300-102455以降
部品番号については:
- 旧品 :3 005 1102 03
- 対策品:3 005 1102 07
参考文献:
- 昭和41年7月25日付け、デーラー・ノート:No.小-0367 (1-3)
- DATSUN 510 & PL 521 Pick-up 1968 thru 1973All Models Owners Work Shop Manual,Haynes Publishing Grope、1974, 1981
(SE, Original 2012.4.29)
(改編:2015.8.10)
(Refined 2020.6.25)
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