旧車部品は「フォーム・フィット・ファンクション」で行け!
クラッチ・コンロール・シリンダーのホースについて、何とか安易な方法でベストの解決を考えていました。それは、クラッチのマスター・シリンダーへのパイピングは既存のものを使うこと、もちろんコントロール・シリンダーも既存のものを使用すると言う一般的な拘束条件でした。
数ヶ月前くらいに基本案は出来ていましたが、この暑い夏が明け、一気に試してみました。自分が8月生まれでしょうか、暑い時は特に気合が入ります。それは、別途記述の問題の難物である日野の『12.0mm-P12』のコネクタをそのまま使おうというものです。ある時期の流りのモッタイナイの精神です。
結果は,『ホース全体図』にあるようにうまくまとまりました。全部品の構成は、冒頭の画像のようです。今回、製作したのは中央にあるアダプターです。(註:ワッシャは載せてない)
『ホースを解体し』、古くなって使いものならないラバー部分は捨てる,そして何とか使えるだろうコネクタ部分を再利用するものです。日野の部品から頂いたこの貴重なコネクター部分は,『日野のホースを解体して取り出した懸案の "12.0mm-P12” のコネクタ部分 - これが肝』のようにホースの芯となっていた金属パイプを残して加工します。そして、もう一つ重要なものは、市販の#4のステンレスメッシュのホースを接続するための、アダプター、『アダプター材料:その1』を手配する。これは左半分を頂く訳です。この写真の形状のものでなくても大丈夫、要は#4のフィッティングであればよい(要スティール)。『アダプター材料:ドッキング方法』がこれから『二個一』にしようとする材料です(画像の矢印のように)。そして、『ろう付け後にブラスト処理』は合体し、銀ロウ付けしたものです。画像は奇麗にするため、一応サンドブラス処理をしたものです。この後、錆び止めのためにクロームメッキとなります (クロームメッキを入れ完成!) 。
今流行の『モッタイナイ』のようなものだと自画自賛。車体への取付はおそらく9月くらいになると思いますが、またリポートしましょう。誰かが言った、『何も考えるな!行動あるのみだ』と言うボクの好きな言葉とはこのようなことだと思います。まずはやって見よう!
(2006.8.6オリジナル)
(SE, 2008.5.10(改訂)
(Refined 2020.7.14)
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