ホームメード・パーツ:ガスケット&パッキンのダイレクトコピー


ガケスットを現物をベースに直接制作する!

 多くのガスケットは市販のガスケット用紙から製作可能である。ミッション&ベルハウジングなど比較的大物は現物のエッジを利用して、ハンマーで叩きながら切ることが出来る。職人芸でもないのでちょっと勉強すれば素人で出来る。

 現物からのダイレクトコピーである。以下はその過程である。

1. まず、両サイドのブッシュ用の穴を開け、センターの大きめな穴を開けて、ケースに固定する。

20160305 Gasket 1


2. ケースの外周のエッジをハンマーで極軽く叩く。これでガスケットは綺麗に切れて行く。

20160305 Gasket 2


3. 外周に沿って、一周、根気よくコツコツ、コンコンと叩き続ける。1分もかからない。

20160305 Gasket 3


4. 次に内周。ここで重要なことはボルトの穴を先に開けておくこと、理由は後で穴を開けると千切れやすいこと。まず、内周に沿って、外周同様に若干、カットする。これは後でハサミを入れるためである。

20160305 Gasket 4


5. そして、内周に沿って指でエッジをこするようにトレースする。そうすると内周が線のように浮き出てくる。

20160305 Gasket 5


6. そしてトレースした線をハサミでカットする。これで完成である。

20160305 Gasket 6


7. これはオマケであるが、次回のために出来上がったガスケットから型をトレースしておく。

20160305 Gasket 7


(SE, Original 2016.4.28)


20180612 Notice
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