先日、書棚から何気なく取り出してみた書籍、というか、旧い米国のレーストラックのプログラムです。30〜40年以上も前にカリフォルニアのバーバンクの自動車専門の本屋で入手したものです。タイトルは、28TH SANTA BARBARA ROAD RACES - September 2 & 3, 1967, Sponsered by California Sports Car C;ub region of SCCA & Santa Barbara Jr. Chamber of Commerce with cooperation of the Long Beach MG Clubとあります。
実は、この前の年、すなわち1966年の南カリフォルニアのレーストラックには、日野コンテッサは必ずエントリーリストに登場しております。しかし、日野自動車は、1967年はレース活動を撤退しましたので見ることはありません。
上記の様に自動車専門の本屋に宝の山で旧いプログラムなどが数多くあります。そんな中で目にしたのが1967年9月のサンタバーバラで、何と、この中にコンテッサがエントリーリストに載っていたのです。なるほど、話には聞いていたが、日野自動車の撤退後もダンハムさん達がおそらくプライベートでまだ走らせていたことがこれで証明できたことになります。
実はこの他にも1967年のプログラムに日野コンテッサ (#55) が存在します。それは別途、書きましょう。これらはすべて、上の画像にあるように、日野自動車のレース活動の立役者、ダンハム (wiki - Robert Dunham) さんの#55 (BRE - Team SAMURAI) です。つまり、今、自分が所有している個体そのものです。
こんなヒストリーをみながら、なるほど、我が愛機:コンテッサクーペ、朽ち果てても、永遠に走らせなければと、思う瞬間でした!
上記のCalifornia Sports Car C;ubは、ピート (Brock Racing Enterprises) さんのお話では、当時、米車ばかりのレースに対抗して、輸入小型スポーツ車を中心に走る場を創ったのが始まりだそうです。そう、日野コンテッサも米国の黎明期の一員だったのです。
そしてこのサンタバーバラのレーストラックは、所謂、Airport Raceであり、当時の飛行場を使ってのサーキットだったのです。そのレイアウトは以下のプログラムの1ページから知ることができます。