ビ筑ジムカーナでお世話になっているZummy Racing Familyの年中行事、今年も真夏の3時間耐久レースに参加できました。少しばかりの知性 (理性か?) を必要とする独特のルールやレギュレーションは、こちらを参照ください。
チーム名:マッシュムラムラHIS、ビ筑のHISクラスのレギュラーメンバー、50歳前後の働き盛りを中心に若き乙女 (?) から後期X齢者含めてのドライバー構成です。
昨年が4位、その敗因はドボン (申告タイムより0.5秒超えると1周減算となるレギュレーション) が多かったことです。今年こそは理論的にドボンがなく、申告タイム通りに走れば優勝と目論んで全ドライバー挑みました。
何時ものように灼熱、高湿度の8月のTC1000コース、画像にある「ASIA」,これ意味不明なのですが、東南アジアのローカルサーキットのようなのどかさを感じるものです。周辺からは蛇でもでそうな森がせまっています。
それはどうでもいいことですが、今年は何故か本戦の画像が主催者側から提供されませんでした。よって、リザルトのみ報告で、詳細は「3時間耐久レースリザルト」を参照ください。
結果、我々のチームは残念ながら2位でした。申告タイム超えのドボンが3回、つまり3周分のペナルティ、その差が正に優勝チームとの差でした。優勝チームはドボンがゼロ!やはり、世の中、なかなか思うように行かないものです。「来年こそは」となりました!
チームオーナー:マッシュさん、チーム監督:Hさん、そして皆さん、お疲れさまでした。今年も楽しませていただきました。この先1年、体力&知力を維持して来年に備えたいと思います。
さて、今回の我がメガーヌ号、タイヤ空気圧、一昨年は、全輪共に260kPaで剛性不足大、そこで昨年は280kPaに上げ、右コーナーがほとんどのTC1000の左全輪の負担が減り、グニュグニュ感や鳴きも減りました。そこで今年は、右コーナー主体に合わせた秘伝 (?) のタイヤ空気圧、すなわち左右非対称、左前後輪を290kPa、 右前後輪を270kPaとしました。結果は正解で右旋回が全くストレスなくなりました。これは今回の大きな収穫です!
Dual GPS + RaceChrono (データロガー) + GoPro、一体でうまく動作し、いろいろ貴重なデータを得ることができました。
例えば、以下のラップごとの各セクターの状況、ラップタイムともにどこでロスしているかが明確に見えます:
そして、このデータを利用して以下のようにExcelでグラフにすると更に見えないものが視られるようになります:
全体論的に視ると、なるほど、コーナーで追い越しをさせている間のロスが大きいようです。申告タイムが50秒や48秒などのクルマに対して時間がかかっているようです。あっという間に1〜2秒のロス、これは要対策です。バカ速い、ランボルギーニとかボルシェケイマンGT4などはそれほど大きなロスではないようで、またクルマの性格上、彼らはコーナーではなく、多くがストレートの追い越しなのです。
それからタワー前の申告タイムキープのための時間調整、これも実はその後の走行に影響しているようです。つまり、減速なのでその後、加速しなければなりません。これもストレスの掛かることです。おそらくもっと前にゆるかやかに減速して、タワー前は加速している状況がベストだと思います。
次回、走るとしたら次の点を考えたいと思います:
- 追い越しを避けるためのタイムロス、その前後のコーナー取りをよく考える (走行妨害にならない範囲で) 。すなわち、そのような場合でも自車の
- 周回タイムに変化を与えないようにする。
- タワー前の減速を極力避けるために、その前の各セクターの時間を把握し、速度を調整し、タワー前をスムーズに駆け抜け、ラップタイムを均一化させる。
- タワー前の減速、ストレスもあり、であるならば、申告タイムを1〜2秒上げる。その方が心理的にドボンで1周減算よりもいいのではないかと考える。
以上です。以下は自車の車載映像と計測データのサマリーです: