日本でネットなどを通じて競技目的などのボデー剛性強化のための通称 “パネルボンド” 、その効用は様々書かれています。
そもそも論では、正式にはPanel Bonding Adhesive:パネル接着用接着剤、3Mもマニュアルをみるとベアメタル同士の面接着は目的のようです (この辺は日本語の資料は明瞭でない) 。クルマの補修のためのノウハウとしてサイドパネルなどの接着にここはボンディング、ここが溶接しろとちゃんと書かれてます。
そんな面倒臭い議論よりも現場ではそれなりに威力をだせば良いのでしょう。20数年前のアルミフレームのロータスエリーゼは溶接の代わりにボンディングが使われたことを思い出します。
ここ数日、日野コンテッサの古い写真をみていたら、アレッと思うことに気がつきました。画像のようにフロントのボデー内部にどうもボンディングらしきものが後付けで処理したのではないかと思うのを発見しました。
コトの真偽は今となってはわかりませんが理屈を考えればこれも一理ありと思うものです。この個体は1966年当時のレーシングコンテッサクーペ であり、この個体にタッチしていたダンハム (Robert Dunham) さんを考えればなるほとと思うものです。(尚、この個体には当時として革新的であったスーパーチャージャーや国産アルミホイールなど試された)