これでこのシリーズも終わることができます。この日は朝10時に入り、昼前に見学終わりかと思っていました。しかし、あちこちでとんでもない道草となり、全てのクルマを見てないのに会場クローズの夕方5時となってしまいました。桜の画像も夜のイメージに、これは設定の失敗ですがいい感じと自画自賛です。
さて、この日の最後にハイライトがありました。2時間近くも同じ場所で話に花が咲きました。それは、Renault Dauphine 1,600cc (BIG CAT) を展示したブースでした。価格は400万台と今まで高い価格の個体ばかり見て居たので不思議と安く見えました。マジックですネ。
ニュージーランド製の個体だそうです。ある意味でこの改造は定番です。日本にかなり前にブルーの個体が入っており複数のオーナーを経て、今は国立市の有名なオーナー氏の元にあります。この日の午前中の会場で偶然会い、「ヒューランドどうですか?」とお聞きしたら、「最近、シフトダウンができる様になった」、そうかそうかと長話になりました。それはさておき、このイエローの個体 (こちらはルノーのミッション) 、興味深く、見させていただきました。
造りに興味、勉強させていただきました。販売主が自分のコンテッサと同じ電動ウオーターポンプ (EWP) が使われておりどう使っていいか分からないと、操作方法を説明しました。そして123 ignitionにど話しが展開すると、「ちょっと待って」、と言われて会場からの一人の男性を呼び、この人と話した方がいいと紹介いただきました。
123 ignitionの話からドンドン展開し、SUキャブの話にと、そうしたらその方がコンテッサのHPに「非常に理詰めで感情を挟まない表現がされています」と、何と自分のHPのことを話され、全くの偶然です。世の中は面白いな、でも変へことも出来ないと、そしてしてなくて良かったと思った瞬間です。その後、その方のみんカラを拝見させていただいたら驚愕!自分は足元に及ばないすごい方でした。でもいい出会いでありました。これも「クルマだけではないクルマ文化」のオートモバイル カウンシルです。時間を消費したのもこの様な議論や出会いがあるということでしょう。
以上で、7時間もいた会場を後にしました。
今回のオートモバイル カウンシルは大きく変化しました。去年はこれは先行きどうなんだろうと会場にいるべき価値が減ったと感じていました。しかし、今年のコンテンツは “Must to attend” すなわち、そこに居なければならに、と感じる内容でした。特に他のイベンド、Nostalgic 2day (芸文社) 、お台場旧車天国 (八重洲出版) などど明確な差別化が図られたと思います。また、おそらく来場者の層や興味も異なるもののと思います。日本でもオートモバイル カウンシルのような「クルマだけではないクルマ文化」を感じるイベンドが登場したことが進歩であり、来年も差別化をもって開催いただければと願いものです。
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