2020.4.18:いにしえの雑誌 - CT Automotive - R8エンジン改造記事から

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 ここ数日、勉強のために旧いSCG (Sports Car Graphic) 誌、1964年2月号の "RENAULT R8 - The R8 on its way to becoming a high revving stormer!" を読んでします。”R8をとんでもない高回転にする方法!”とでも理解すればよいでしょうか。

 筆者はレースドライバーでも有名なJerry Titus (ジェリー・タイタス) さんです。

 米国西海岸では1960年代初めから欧州の小排気量車をスープアップすることが流行っており、所謂、ホットロッドの世界の一躍を担っていました。そのような環境の中の1,100ccのルノーR8のエンジンの改造、すなわちホットロッド化する方法の記事です。

 似たようなエンジンのコンテツにも役立つ内容です。記事によれば、2連SUキャブの1,100ccエンジンが90馬力/7,000rpmをベンチで記録したそうです。これは4連ウェーバーのGordini R8の95馬力にヒケをとらないすばらしい性能です。

 この記事のエンジン改造にはロサンゼルスの数々の専門ショップが書かれています。つまり、読者であるガレージチェーンをしたい人に非常に役立つ情報です。その中にBREのコンテッサ同様にクランクシャフト の改造にCT Automotiveを使ったことが記載されています。(画像)

 実は当時のBREも全く同じような手法&プロセス、すなわちそれぞれの専門業者を利用してコンテッサのGR100エンジンを高性能化を図っていたのです。CT Automotiveの作業現場を見て、バーチャルではありますが我がコンテツのエンジンもここで専門家の手で改造されたのかと思いに馳せるものです。

 そこには当時のCT Automotiv Inc.の住所がありました。早速、Google Mapでチェック、今はスポーツウェアの専門店になってるようです (参照:Google Map) 。しかし、建屋はレンガの表面は白いペイントになってますが半世紀以上前と全く同じことが分かります。米国はこのように何十年、あるいは百年超えても同じというのもあります。BREの当時の建屋も同じでいまでも周辺含めてほとんど同じで光景です (参考:コンテッサのカタログに見る風景を探索する - 世界各地の聖地を歩く!) 。

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