先の8月23日 (日) のビ筑 第3戦 TC1000はやや雲行きがあやしいものの酷暑の中の競技でした。歳甲斐にもなく前日の "真夏の3時間耐久レースTC1000" にもエントリー、連日、酷暑の中、これは単なる趣味なのか、あるいは難行・修行なのか、実は参加の皆さんと和気藹々と楽しい時間を過ごすことができました。
この真夏のTC1000のジムカーナは初めての参加です。今まで夏の暑さとTC1000と言えどもサーキット走行を避けていたのです。しかし、今年はある理由で参加せざるを得なくなりました。尚且つ、前日の "真夏の3時間耐久レースTC1000" も参加となりました。まあ、何とかなるさと、そんな気持ちで両日ともTC1000に向かいました。
さて、この日のジムカーナの結果ですが、予想はしていたものの、あるいはその予想を遥かに上回るダメな成績でした。でもクルマ (およびドライバー) は実際に走ってみないと結果はでませんので、ダメであってもその結果はある意味で重要な意味を持ちました。
自車のコンテッサは、目論みで73馬力、しかしジムカーナ 場の走行ではおそらく60馬力程度なのかと感じてきました。コンテッサクーぺの新車は65馬力となってますが、当時の日野自動車の内部データによりますと、工場のラインで55~58馬力だったとあります。これが真の実力だったのでしょう。今の時代はそんなことはないでしょうが、これが当時の日本の工業力だったのかも知れません。
さてTC1000を走行してみると、60馬力どころか50馬力程度、それどころか40馬力ではないかと感じました。 30年近く前はこんな感じではなかったと、もう少し加速に歓喜を感じたような、今回はそんなものにまったく及ばぬ情けない、ドラマも何もない有様です。
これはある意味でTC1000を走ったことは良かったと、すなわち悪いことが明らかになったことです。それを真剣に受け止め、昨日の土曜日から分析に入っています。具体的には、以下のような基本的なこと:良い圧縮、良い電気、良い混合気であります:
- 圧縮比 = 良い圧縮
- スロットルバタフライ開度 = 良い混合気
- タイミング = 良い電気
- 燃調、パイロット、MJ & A/CJ = 良い混合気
- プラグを “読む" = 良い圧縮、良い電気、良い混合気の総合的可視化
などなど、実にベーシックなものです。
この問題が解決しない限り、今、製作中のエンジンが完成しても同じ結果になると思います。まずは一つ一つチェックして必要があれば改善、決して一度にコトを済ませようとしないことです。
まず、画像のようにキャブ周りの作業をできるようにバラシしました。でもここで感じたことはこのバラシに、何と18箇所のナット&ボルトを外す必要があります。何とも面倒で時間が掛かることです。これを何とかしようと、すなわち手間を省く改善から目下進め始めました。