2015.9.13:トライアンフ車のブレーキシリンダーのスリーブ加工について


【2015年9月13日, ご意見から】

名前:宇野 格 さま
住所:愛知県一宮市
目的:質問

ステンレス・スリーブ焼嵌圧入について

大変お忙しいところ誠に申し訳ありません。

私、'73 Triumph GT6 Mk3 に愛知県で乗っております宇野と申します。

Triumphをはじめとする英車は部品入手について、国産に比べて非常に恵まれている

のが現実です。それ故、手に入らない部品が生じると素人のように手が止まってしま

います。私の車のリアホイールシリンダーは長く欠品しており、代替え推奨部品は

加工を必要とするものと認識しております。オリジナルのホイールシリンダーの再生

にステンレス・スリーブの焼嵌が出来れば...と考え、お知恵を拝借出来れば...と

メールさせて頂きました。恐れ入りますが、お使いになっておられる業者様をご紹介

頂けませんでしょうか?? 大変申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


【2015年9月13日, サイトオーナーからのコメント】

宇野さま、

本サイトの閲覧、感謝申し上げます。

'73 Triumph GT6 Mk3の後輪のブレーキシリンダーと理解しました。

トライアンフは門外漢でありますが、“73 Triumph GT6 Mk3 rear wheel cylinder”でgoogle検索をすると、

73 Triumph GT6 Mk3 rear wheel cylinder の結果となり、
http://www.mossmotors.com/Shop/ViewProducts.aspx?PlateIndexID=33025 
のモスモーターのものでありますがこれでは対応出来ないのでしょうか?

http://empirebritishcar.corecommerce.com/Brakes-Hydraulics-for-Triumph-c292/ Empire British Car Partsにもあるようです。

ご存知の英国は宝の山でボクも日野コンテッサの整備に重宝しております。リノベーションプロジェクトの部品の9割がたは英国からのものです。

日野コンテッサは完全にメーカーは何もできないので早いうちから素人なりの手当てしてまいりました。それが、

◎ 他車が同じ部品を使っていれば流用する。
◎ 他車は似たような形状であれば会うように加工あるいはアタプターで対処する。
◎ 適切なオーバーをする=>今回のスリービングはこれに相当。

このような手段はご検討されてますでしょうか?そして何も手立てがなくスリービングという結論でしょうか?

四半期以上、スリービングを実施してます。トラブルが皆無でないということもある程度あたまに叩き込んでおくことが必要です。確か、フランスはレギュレーションとして禁止になっています。また、業者により、それなりのノウハウがありやり方、またど仕方がことなることも勉強しました。ポイントは英国ないし米国の業者はスリービングだけで飯を食っていることで機械加工屋であることもボクが信頼している点です。

以上、長く書きましたが、上記のようなでよろしければ再度、メールをいただければご説明します。

よろしくお願いいたします。

(PS)Triumph GT6 Mk3は好きな車の一つです。デザインもミケロッティですネ。軽くで馬力があるのが羨ましい限りです。

敬具、江澤 智

【後日談】

それから数ヶ月後、無事にスレービングが完了したとも報告をいただきました。「返品された部品は可能な限り磨かれ、打ち込まれた砲金のホーニング跡もとても美しく仕上がりは満足行くもの」とのことで安心しました。一番、よかったなと思う週間であります。(2016.1.8)


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