2023.3.21 『現状維持はあり得ない』TOP QC サークル (1964年7月 日野協力会)

 コンテッサ1300が発売直前に日野自動車の部品協力会の勉強会にタイトルのような文言で、経営者の身に振り方について、当時の唐津 ー氏(当時、松下通信開発部長)が’講義していました (当時の部品協力会誌より) 。
 それは、「経営者は、誰にでも分る『経営方針』を打ち出し、これのフォローとフィードバックを確実にせねばならぬ、そのためには、部下に大巾に権限を移譲し決定権を部下に与え、やり方には文句をつけないで…」
 もし、そのような教示が後々に生かされて文化になっておれば、昨年のようは排ガス不正事件が起きなかったと、今でもその明快な解は示されてないようで、特に現代でも通用するその文言と思うものです。
 この当時は折りしも、日野の自信作、新型コンテッサ1300を市場に出すための当事者が如何に一丸となっていたかが感じられる会誌の内容であります。
表&裏表紙にさりげなく描かれているコンテッサクーペ!
夢の実現に向う日野自動車&協力会社の意気込みを感じる!