2023.11.19 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (18)

 クランクシャフトの最終工程ジャーナルのラッピングも今日で終わりとしました。綺麗でなめらかな表面はやはり良いものだとつくづく時間を掛けた甲斐ありと納得です。
 実はこの作業、エンジン加工専門店に依頼すれば、旋盤とラッピングフィルムで1〜2時間の作業 (工賃もその程度) でしょうが、オールドスクールで革ベルト&青棒で実行、身心共にやった充実感を感じるというものです。
 酷く錆びついた状態から修復を始めてから約4年の歳月を経てしまいました。結局は参考にした米国のCORVAIRエンジン修復のような時間軸となりました。実に地道な道のりでした。
 この後、今日は取付のキャップや世界唯一 (おそらく) のベアリングをチェックしたり、ボルトのクリーンアップの工程に入りました。キャップ&ベアリングとクランクのクリアランス調整は内燃機屋で完了しているので手をつけることはないでしょう。