2024.1.18 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (30) オートスポーツ、1968年1月号の記事に非常に興味深いことが書かれています。それは画像にある「危険なガソリンは締め出せ!」です。当時の日野自動車のワークス・ドライバーであり、米国チーム・サムライのドライバーであったロバート・ダンハム(Robort Dunham) さんの記事です。 記事の内容は、1966年10月のロサンゼルス・タイムズGPのセダンレースで優勝した日野コンテッサ1300クーペを年明けて、船橋サーキットに持ち込んだ際、練習でエンジンが壊れたことに始まっています。 本戦の「全日本自動車クラブ対抗レース大会」のツーリングクラスでは優勝したものの、そのエンジンを分解してみると、練習で壊したエンジンと同じトラブルを抱えていたそうです。 この結果、ロサンゼルスのレーストラックで使用したガソリンと日本のサーキットでのガソリンの成分を比較、高価なレーシングエンジンが台無しになることへの提言をしています。 コンテッサのアルミヘッドとそのガスケットが化学変化を起こしてしまう問題で、これは今のガソリンでも起こるのでしょうか? 記事の全文参照はこちらに記事のガスケットの画像をみるとそれは水穴にシールが付いたもの、先の「ヘッドガスケットの検討」の7 109 1042 00/50であることが判明。なるほど、このスペシャルなガスケットで全開でサーキットを何時間も走っていたのだと。。。