日野コンテッサ1300クーペの前輪ディスクブレーキの最大の利点&長所は、今となってはその重量だと考えます。
例えば、ローター、画像のように約2.4kgです。現代の一般車に比較することは異論もあるものの1/3程度です。現代のクルマはキャリパー、ホイール、タイヤが巨大になり、とてつもないバネ下荷重なのです。
加えて、ベンディクスのキャリパーはアルミ製でおよそ1kgと実に軽いのです。現代のそれは鉄のキャリパーとそのサポートマウント含めてとんでもない重さです。
タイヤ&ホイールを含まないバネ下荷重は現代車の1/3〜1/4と超軽量なのです。これがなんと言っても日野コンテッサ1300クーペの足回りが軽快なことを物語るものです。現代車はとてもかないません。
日野コンテッサ1300クーペのこの大きな利点を大いに享受すべきであります。昨今の旧車メディアに登場するようなビジュアル先行でしょうか、やみくもに強化し、バネ下荷重を不当に過大にすることは歓迎するものではありません。
見てくれだけでなく、車重、馬力、そして運転操縦性など総合的に考えることが必要であります。