初代のHONDA CRX (1983-1987) に関する米誌 (R&T、Car and Driver,Motor Trend他) などの走行テストや長期リポートまた仕様などをひとまとめにした書籍です。米国ではよくあるタイプの書籍で特定のモデルについて一気見するのに実に重宝します。
この北米向けの初代CRXは実にシンプルでただひたすらドライビングを楽しむにはもってこいで二シーターに徹底しており、日本でも発売してほしいと思っておりました。初期の1.5リッターのエンジンは非力ではあるもののこのホイールベースの短い足回りにはベストだと思います。後に市場の要求で登場した125bhpエンジンではオーバースペックと思います。
初期のスペックをみると実にハイギアード (2.36-1.76-1.18-0.85-0.71 Final=4.27) 、約820kgの車重、約2200mmのショートWB、そしてなんといってもエンジンが74.0mmX86.5mmの超ロングストロークであることです。FFではありますがコンテッサクーペ “L” のようです。しかし、これでSS1/4が17.2秒、コンテッサより4秒も速いのです。
この書籍を見て、いつも良いな良いな、今でも、なんて思うのです。そしてできるならFFでなくMRにエンジンを移動したものがあればベストと夢は膨らむばかりです。そうそれなら同じレベルの日野GR100エンジンがあれば!と、思うと急に現実に戻されてしまうのです。