2024.7.11 指揮者の小澤 征爾さん – 反省しなければ…

 「2024.2.10 我が家の図書館 (8) – ボクの音楽武者修行 (小澤 征爾著)」で世界的指揮者の小澤 征爾さんについて書かせていただきました。
 氏自身の生き方について、10代の頃から憧れ、尊敬の念をいだいてました。しかし、氏の醸し出すオーケストラのサウンドについて、いささかの疑問がありました。その原因が判明、ここで反省となりました。
 例えば、2002年のウィーン・フィルでのニューイヤー・コンサート、そこでのサウンドは自分として受け入れないというか、違うと思っていただのです。どうもボクのDNAは、ウィーン・フィルのウィリー・ボスコフスキーさんのサウンドが「正」になっていたのです。多感な10代半ばの影響だから仕方ありません。
 しかし、それを変えるきっかけが、画像の3月20日の朝日新聞の記事、「日本らしい繊細さ 世界を魅了」、指揮者シャルル・デュトワさんの小澤さんに対する分析です。なるほど、そうだったのかと、これで小澤さんのサウンドも理解を変えないといけないと、ボストン・フィルとの幻想交響曲などもじっくり聞き直す必要があるようです、楽しみが増えました。