2024.7.27 パリ・オリンピック開会式、セーヌ川 – ルノー、ビヤンクール工場

 今日はパリ・オリンピックの開会式、今までにないセーヌ川上で開催されます。さすが「Think Differently (違う考え方をする」、変化を進化と考える文化の国です。
 開会式はセーヌ川を下ってエッフェル塔に向かう訳ですが、さらに数キロ下った先のブローニュ・ビヤンクール (Boulogne Billancourt) 近くのセーヌ川に浮かぶセガン島 (Île Seguin) があります。ルノー社の工場はこの島から発展し、Renault 4CVの生産、そしてReanult 5まで生産されたようです。 (Île Seguin, Renault’s historic home)
 現在は再開発され、文化、芸術を中心とした場へと変化しているようです。工場閉鎖となっても日本企業のように目先の利益優先だけの選択肢でないのが羨ましいです。
 よく言われることがフランス車がなぜ違うのかと、それは米国や英独のメーカーのように大量生産のために文化の中心から遠い地でなく、パリと言う文化の中心地である故と聞いています。何とも奥深い教えで、「Think Differently」なんですね。
画像は1949年のルノー4CVのカタログからで、セーヌ川に浮かぶセガン島の要塞のような工場の全容が見える。現在は、La Seine musicale (ラ・セーヌ・ミュージカル) など、文化施設に。