2024.8.15 今日は8月15日、父の写真アルバム – 「聖戦の想い出」

 父は明治最後期に千葉県大多喜の山村の農家の次男として生を受け、若くしてそのころ珍しかったクルマのドライバーに憧れ都会に出て来たようです。
 昭和10年ごろには千葉県土木事務所のドライバーを務めたようです。日野自動車のTGEの給水車 (画像右下) も含まれています。フロントグリルの「M」マーク、戦争が起こればその車両は軍用車になったのです。
 画像の「聖戦の想い出」、父が結婚後、昭和10年半ば、中国山西省方面任務、軍の日常が多く記録されています。銃剣訓練、捕虜の姿、隊の同僚など、ただ父は厳しい冬の生活以外何も語りませんでした。
 父は戦争で、男兄弟を失いました (母親も同様) 。毎年、お盆時期 (=第二次大戦の終結) になると若き父親の勇姿をアルバムで拝見するとともに、戦争を体験してない自分がそれは何だったと考える時期です。