2025.6.28 考古学な日々 – 古の部品 (27) & 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (109) – シリンダーヘッドボルト

 シリンダーヘッドのボルトです。画像は標準用 (首下110/120mm)高さ方向が5mm程度厚いワークスのスペシャルヘッド用 (首下:115/125mm) の違いです。
 今回、強度区分14.9のボルトを目論んだのですが世界中どこを探しても120mmまでしかありません。リサーチをすると一般には12.9で十分のようです。もちろん14.9と同様にクロモリです。
 英国の業者に60~70年代のメルセデスのデータがあり、12.9で12mm径&ピッチ1.75、またキャップボルトが出ており、これには興味あるワッシャーが販売されており問い合わせてます。他にもシトロエンとか多くの車種が同様な径&ピッチで125mmなどあるようです。
 こんなところにもデータのない日野の現物が化石の如く現存しているのです。正に何が正しいのかを掘り探り、原理原則あるのみの検証の日々です。