ワンオフのロッカーアームシャフトのシリンダーヘッドのブロックへの取り付け、長い間、シビアなことが要求されました。途中で使用過程の日野製にしようかと心が動いたものの、この日、ようやくブロックと一体化できました。
当初は左右両端の二箇所のハメ合いを調整、これは無理と判断、中の二箇所のボルトとのクリアランスを確認し、それぞれ共に左側が小さいと、そこにグラインダー (#60) を数回タッチし切削、2〜3度繰り返し、4箇所ともに収まるようになりました。
ここで注意したのは両端のロッカーアームのブロックとのクリアランス、ここはウェーブワッシャーでなく、シムというか普通のワッシャーです。両端のロッカーアームを入れて左右同じクリアランスになるかシャフトをコンコンと叩き調整しました。
日野の設計はおそらくシャフトとボルトの関係だけで調整、しかしワンオフものはそれが難しく、逆にある程度のクリアランスを与え、両端のアームのクリアランスを正確に出し、後は締め付けてしまうので問題なしと判断しました。