2025.9.3 古の設計技術者 – メルセデスベンツと日野コンテッサ1300 RRの日野コンテッサ1300は高速走行ではピタッと道路に吸い付いたように走行 (横風や雨などの外部要因除く) 、高速でふらつくVWビートルとは対照的な評価でした。 自分でも当時から感じてるもので、タイヤなどが進化した今では昔以上の体感向上です。実はメルセデス (MB) も同様なフィーリングです。ただ、こちらはFRで外部要因があってもふらつくことはありません。 このコンテッサの直進性能の良さは当時も今も理由が明確にされてません。よく考えれば理由は簡単であり、「大きなキャスター角」です。コンテッサはRRが故の高速安定性確保、MBはアウトバーンでの超高速安定性を目指した設計と考えます。 週末に友人がE-Class All-Terrainで来訪、早速キャスター角チェック、画像のタイヤの傾きでその大きさは明快です。日野の当時の足の設計者はフランス車に精通していたもののドイツ車を参考にしたと分析、古の設計意図の推測も楽しいものです。 ご参考:2022.7.19 考察、日野コンテッサ1300のキャスター角