2025.10.2 考古学な日々 (35) – 日野ワークス用エンジンブロック

 この画像は1999年夏前のものです。ポイントはブロックにペイントされて黒の「4」、そしてその下にある白の「6」です。
 このブロックはコンテッサクーペで1969年 (昭和44年) まで日本GPはじめ多くの競技で活躍された須永 諄さんが使用されたものです。当時のメカニック関係者によればチームサムライのBRE製とお聞きしています。
 日野ワークスブロックはこのようにナンバリングがされておりいずれも「白」です。では何故「黒」の上書きなのでしょうか?未だ謎です!日野自動車に製造記録があればいいのですが…
 1998〜1999年、このブロックに3Kの75mmピストンを入れ、アルゴン溶接で燃焼室の形状を変更して組立ててました。夏の終わりに首都高周回200kmの初期ならし後、1,000kmを目指し、中央高速で日本海側に行き、帰路長野道でエンジンブローとなりました。ヘッドの削り過ぎで高速走行でバルブがピストンをヒットしました!