2025.6.11 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (105) – 圧縮比の試算

 先の日曜日、ヘッドの燃焼室容積の実測、実際の圧縮比の試算です。昔から使用している遮蔽用の自作アクリル板と科学実験用注射器 (50cc) を引っ張り出しました。注射器のシーリングゴム、まだ使えそうです。
 エンジンオイル  (これがいいのかは不明) を使用、実測値はおよそ「22cc」でした。一般の30cc半ばに比べて小ぶりです。
 これで試算すると、今回のエンジンの圧縮比は現物の1.0mm圧のガスケットを使用で「11.8」となります。シミュレーションの目標値は「11.5」でしたからやや高めです。ガスケットが1.1mmならば「11.5」になります。
 この値が高すぎるかは当時のBREのレーシングエンジンが「12.5」と記録が残っているので、「11.8」は低くていいのかなと、厚みの異なるガスケットが色々あればと思うのは何もかもないコンテッサの悲哀なのです。
参考:“危険なガソリン”を締め出せ!(オートスポーツ 1968年1月号)