2019.12.20 FIVA – クラッシックカーの電動化にメスを入れる!

 少し前の12月16日 (月) 、ロサンゼルス空港を降り立ってレンタカーを手にして近郊のホテルに向かう途中でした。梱包材料を購入するために立ち寄ったショップの駐車場で画像のような綺麗な米国仕様のMGBを発見しました。よく見ると何かが違う、ライセンスプレートに “LOVE EV” で判りました。EV化したクラシックカーでした。しかし綺麗に改造するものだとしげしげと眺めました。
 その直後に書店で “CLASSIC & SPORTS CAR” に最新号を購入、そこにはなんと “FIVA pulls plug on conversions (現タイトル:What’s so bad about electric classics anyway?) ” 、”FIVAはコンバージョンのプラグを引きぬく (現タイトル:そもそもエレクトリッククラシックの何がそんなに悪いのでしょうか?) ” とでも理解、すなわちクラシックカーのEV改造を支持しないということです。もし改造したいならば必ず元に戻せる手段を取れとも書いてあります。
 FIVA(FédérationInternationale desVéhiculesAnciens – 歴史的な車両の国際連盟)は、歴史的な車両の保存、保護、促進を専門とする組織として、所有者や規制当局に対して、歴史的な車両のパワートレインに代わる最新のEVコンポーネント (モーターとバッテリー) の使用を促進できないということです。
 この意見は賛成であります。個人的には好きなクラシックカーをEVで乗りたいなという欲求はありますが。。。
 (追記) 上記の議論の元になったのが、以下の議論であり、そこには、FIVAは、「歴史的車両の保存、保護、促進に特化した組織」であるものの、「すべての変更は個人の選択の問題である」とし、最終的に、「将来的に希望があれば、車両は元の状態に戻り、再び歴史的な車両になる可能性があります」と締めくくっています。また、FaceBookでもフォーラムがあるようです。
 => Classic electric conversions aren’t classics, says FIVA
   (クラシックカーのEVコンバージョンは、クラシックカーに値しないとFIVAが明言)
20191220 SE Original
20250601 Renewed