2024.10.19 日野自動車の斜め割コンロッドは温故知新だった!

 コンテッサ1300 GR100型エンジンの斜め割コンロッド、ルノー4CV以来の伝統と考えていました。しかし、もう少し、掘り下げて考える必要があるようです。
 斜め割コンロッド、「ガソリン・エンジンとディーゼル・エンジン 鈴木 孝氏 (自動車技術会) 」で、コンテッサ1300 レーシングエンジン YE28の高速回転でのコンロッドベアリングの問題を語っています。

 また「リアエンジン乗用車、コンテッサの開発 岩崎三郎氏 (自動車技術会) 」では戦後間もない1946年 (昭和21年) 開発が始まったDS11型ディーゼルエンジンで斜め割コンロッドを必然的に採用した経緯をエンジン設計者である岩崎さんが語っています。

 日野自動車の斜め割コンロッドの歴史、フランスのルノー4CV以前からあったことを最近学びました。温故知新だったのでしょうか、日野自動車が水平割コンロッドに固執された背景を垣間見るようです。真相は解りませんが…