2023.10.4 考古学な日々 – 古の部品 (16):日野ワークス専用コンロッド&その発展型 (続) 昨日に続き、BRE製、すなわち「Made in SoCal (メードイン南カリフォルニア) 」製の超軽量コンロッドです。 画像の上側が市販車用の標準品です。これに比べるとワークス用が如何にも巨大に見えます。当時、レース現場の最前線を走っていたSoCalの専門家の結論が右下のペナペナものだったのです。 当時の南カリフォルニア (SoCal) 、ロサンゼルスは、レーシングガー制作に必要なモノ (人、部品、プロセス) は50マイル以内にあると言われるほど、戦前から航空機産業なども背景に豊かな地であり、サムライコンテッサもそのBREで生まれたのです。 いまではコンピュータシミュレーションで最適なものができる時代です。しかし、人の経験値を盛り込んだ研ぎ澄まされたモノは温かみのある美しさを感じます。ワインや絵画同様に本物を一度でも口にしたり、目にすることは自身の成長のために必須と思う瞬間です。