2023.10.3 考古学な日々 – 古の部品 (15):日野ワークス専用コンロッド&その発展型

 だいぶ前に「2020.5.7:人車共OH中 – 軽量コンロッドのミステリー」で記述した超軽量コンロッドのルーツが判明しました。
 日野品番:71 12 1211 00、所謂、試作あるいはレースなどの特殊用途の「」で始まるものです。画像の左の「無改造」が当時の日野自動車で製作された状態と推測します。標準品に比べて強度のためでしょうか、かなり大型になっています。
 それが右の研ぎ澄まされたようなコンロッドに生まれ変わったのです。驚愕の400グラム弱でオリジナルの700グラム程度から半分近く軽量化されてます。この形状で大丈夫なのかというと「How to HOTROD Small-block CHEVYS」などを見れば、十分以上なものと考えます。
 さすがOHVエンジンのチューンアップ先進国の地、南カリフォルニアです。セオリー通りなんですね!すごい経験値が盛り込まれたこのような日野コンテッサのコンロッドを見られることに感謝をしております。