問題点とその対処のその1です。まず、キャリパーのボデー、特にフィーリング&効きに左右する強度です。画像にルノーR8、言わば本家のキャリパー、そして右側にベンデックスを国産化した曙製のコンテッサ用を示しました。
明らかにルノーのそれは強靭なリブに見えます。コンテッサのそれはなんとも貧弱に感じます。おそらく初期型で問題があったのでしょう。すぐにリブを改善したようです。
この初期型/改良型の強度の数値をとる試験をしてませんが、当時、明らかに効くのと効かないのがあったのを肌で感じてました。おそらく問題の一つはここにあったと分析してます。すなわち、すくなくとも改良型を使う必要があるということです。
60年も前の代物です。幾度なく圧力をかけられ金属疲労は避けられません。個体差もあると思います。そのチェック方法が左下です。今後もコンテッサを乗るならば、すぐにこの程度の試験をして、良好なキャリパーを選択することが求められます。ぜひ、実施したいものです。