2024.1.27 日野コンテッサ1300クーペのブレーキ – 本当に効かないのか? (2)

 先のこのテーマで古のレポートの「コンテッサのブレーキは本当に効かないのか?」を紹介しました。
 この記述でお分かりのように日野コンテッサ1300クーペの日本車初のディスクブレーキはまったく効かない訳ではないのです。ポイントは例えば、一般的なパニックブレーキングの0.6gを得るには37kg程度の踏力が必要なだけです。
 この30kg越えの踏力は60年代当時のディスクブレーキ装着車では一般的なものでした。しかし、70年代にはすべての車種でサーボ付きとなり20kg前後と軽くなり、その後はさらに進歩し、80〜90年代には10kg以下となり、進歩は止まらず今日に至っています。
 効かないというよりは乗り手の方が何故かを理解する必要があるだけです。実際、車検の際のテスターでは現代のクルマと同等程度の性能を示しています。
 ただ、60年前に設計&製造された代物であることを忘れてはなりません。