2023.11.23 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (19)

 クランクシャフトの組付けを進めるためにボルトのクリーンアップ、そしてキャップのクリーンアップ、表面が鋳造の地肌が戻り、気持ちの良いものです。
 次にピストンの重量合わせ、このピストンを入手した際 (50年前!) 、すでにプロの手で調整されたと記憶しますが、およそ2グラム程度の差があります。一般的には、この程度は許容範囲なんでしょう。

 しかし、現行エンジンのように上皿天秤で限りなくゼロ (上皿天秤の限界は0.3g程度) に近づけます。素人ですからコストは無視です!現代の安価なデジタルスケールでは0.1グラム程度可能ですが、ここはあくまでオールドスクールです!

 日野のピストンとの重量差は、15グラム強、ずいぶん軽くなっています。ボアは2mmオーバーサイズですが丈が短い分だけ軽くなったようです。