先日、発覚したシリンダーライナーの突出量、整備書によれば、0.10〜0.15mm (Renault R8は、0.05〜0.13) です。各気筒、この基準内に収まることが前提です。と、いうことはシリンダー装着時の気筒差は0.05mmと想定してみました。
突出量が異なる二つのライナー、丈をノギスで測ってみると大分異なることが分かりました。そこでより正確に測るためにハイトゲージと定盤を引っ張り出しました。錆除けの新聞紙は平成6年、久しぶりの登場です。
結果的にマイクロメーターで測定、A=105.95、B=106.03、C=105.97、D=105.99とBだけ突出、実はBはセット外のものであり、本来のセットだったもの (上面の微細な傷が気になり使用せず) が106.00と0.05の基準内であります。なるほど、セットは重要!
この誤差のために底面の銅シールに何種類かの厚さ (0.05mm間隔の4種類) があります。これを組み合わせれば、自己想定の0.05mmの基準内に収まることが判明しました。