世界の旧車事情

日本の常識は世界の非常識?

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2024.10.15 コンロッドのチューンアップへの素朴な疑問!

2024.10.15 コンロッドのチューンアップへの素朴な疑問!

2024.10.15 コンロッドのチューンアップへの素朴な疑問! コンロッドの重量調整、ふと思ったことが2点あります。1点目はいつものことですが国内のネットを散策してバランスの取り方で思ったこと、2点目はクラシックミニなどの現代のコンロッドチューン (I断面) です。  バランスの取り方、画像のような機器 (自作!) を使っている方が皆無です (お世話になっている内燃機屋が同じ構造の教則本に出てくるプロ機を使用) 。巷では多くが一体で重量を計っているようで、その画像から見ても明らかです。これではビッグエンドとスモールエンドの重量がわからないのです。車検場での前後軸重の計測を考えれば明白です。  現代のコンロッド形状ですが、基本的にが画像の50年近く前の南カリフォルニアチェーンから進化してないように見えるのです。画像のコンロッドはキャップボルトはつけてませんが、ビッグエンドで284.1g、スモールエンドで98.6g、一体で382.7gです。ミニの軽量加工品がボルト付きで418gとか、おそらく50年前と同じような軽量化といえます!...

2024.2.7 ウインドシールドのワイパー課題に憂う!?

2024.2.7 ウインドシールドのワイパー課題に憂う!?

2024.2.7 ウインドシールドのワイパー課題に憂う!? 最近、FB上で、旧いFIAT系車両のワイパーの動作・配線の議論ありました。それはあたかも日野コンテッサ1300のそれと近似したものでした。  原理を理解するために文献やネット上のデータがどうも的を得ません。原因はコンテッサ1300 (FIATも) が大変旧い時代の作りだったのです。特に国内の巷の情報は参考になりません。そこで行き着いたのがコンテッサ1300よりもさらに旧い時代のクルマでした。  それにしても英国系の旧車の環境は原理・原則に根付いた本質論で課題解決をしているのが実に羨ましい環境です。現車の2013年公道復帰に役立ったのも多くの英国系のディスカッションサイトでした。...

2023.9.21 フォーム・フィット・ファンクション

2023.9.21 フォーム・フィット・ファンクション

2023.9.21 フォーム・フィット・ファンクション 最近、表題の「フォーム・フィット・ファンクション」について、コンテッサ1300のような「日本旧車」の代替部品探しとしてアップしました。  2012年秋、家族と共にベトナムのホーチミン市を旅し,その中で家族と離れて、ホテルから徒歩10分ほとの有名な自動車部品街 (工具もあり) に何度か足を運びました。  昔の秋葉原のラジオ街そのもので間口の狭い店舗で、それぞれが専門店でおよそなんでも新旧&セコ部品があり、その場でも制作やOH、またバルブリシール専門店、ブーツ専門店、ピストリング専門店とパラダイスでした (画像) 。...

2023.7.15 ガソリンの選択、宗教? – Shell V-Power – 日本は置いてきぼり?

2023.7.15 ガソリンの選択、宗教? – Shell V-Power – 日本は置いてきぼり?

2023.7.15 ガソリンの選択、宗教? - Shell V-Power - 日本は置いてきぼり? ここに来て、ガソリンの銘柄の選択、それは宗教だなんて友人に話しておりました。しかし、まさにその通り!Shell V-Power、それはシェルの説明のようにまさに別格であり、他の銘柄に一線をかくしたものと信じて、原理・原則を理解して愛用してきました。  しかし、出光との統合で2021年以来、シェルのスタンドはアポロステーションに移行、Shell V-Powerはとうの昔に市場から消えてしまったようです。誠に残念であります。半年近く、知らないで給油、信ずるものは救われる如くのようなまさに宗教と感じた次第です。  シェルのHPには未だ誇らしげにShell V-Powerを宣伝しています。なぜでしょうか?その内、市場に戻ってくるのでしょうか?  米国、シェルでは、先の5月に新たに「V-POWER® NITRO+...

2023.4.15 OHVエンジンに優しいZDDP (Zinc) 配合エンジンオイル

2023.4.15 OHVエンジンに優しいZDDP (Zinc) 配合エンジンオイル

2023.4.15 OHVエンジンに優しいZDDP (Zinc) 配合エンジンオイル 1〜2週間前に就寝前にベットの中で少し旧いHOT ROD誌に目をやると裏表紙に、LUCAS OIL,..contains ZDDP (Zinc) と、ちゃんと書いてあるなとしげしげと眺めた次第です。  “ZDDP”とは“ジアルキルジチオリン酸亜鉛”、耐摩耗剤、酸化防止剤、極圧剤に効くと、現代でもOHVエンジンが多く使われている米国ならではの世界です。実は、タペットやロッカーアームに良いと昔から聞いていました。  自分が何十年の使っているバルボリンのレーシングオイル (今では、Valvoline VR1) 、実はこのZDDPが配合されており、その効能が、日本のValvone社でもきちんと説明されているのが喜ばしいことです (VR1 RACING HIGH PERFORMANCE HIGH ZINC MOTOR OIL) 。  よくオイルは何かの宗教のように思える言い回しがあります。しかし、原理原則であるオイル自身の背景をよく理解して自分のクルマにあった材質を選択することが必要と感じております...

2023.3.31 怒り! – SUPER MUSEUM イベントに思う!

2023.3.31 怒り! – SUPER MUSEUM イベントに思う!

2023.3.31 怒り! - SUPER MUSEUM イベントに思う! 先日、行きつけの都内の散髪屋の奥さんに3月26日に六本木ヒルズでクラシックカーの集まりがあると...早速、チェック、「SUPER MUSEUM supported by PIZZA-LA」、芸能人の堺 正章さんが主催するイベントのようです。  その開幕前のインタビュー映像を拝見、2分10秒あたりの言動に愕然としました!詳細は映像にありますが、画像のポイントを書き留めました!市場価格に億にもなるようなクルマたち、車格が高いのでしょうか?、それに加えて、そのようなクルマのオーナーは人格も高い!、「最上級」!?ナニ、コレです。  自分的にはとんでもない言動だと、とても悲しみを感じる、イヤ「大いに怒り」を感じるものです。そんなもので車格や人格を語るなんで、有名人であろうご本人の知性は如何なるのものかと、さらにそのスポンサーはどうなっているのと、「品格」は、と言うものです。  この種の見えない糸で繋がったようなことは、最近の国内の多くのイベントでも感じることがあります。結果的に、そのような場に何年も前から足を運ぶ...

2023.1.12 燃料用電磁ポンプの適正な使用方法を学ぶ!

2023.1.12 燃料用電磁ポンプの適正な使用方法を学ぶ!

22023.1.12 燃料用電磁ポンプの適正な使用方法を学ぶ! はずかしい話ではありますが、燃料用電磁ポンプと安定かつ適切な燃圧を得るためのノウハウを今になって理解しました。それは、米国製のPegasus Auto Racing SuppliesのFacet電磁ポンプに関するさまざまのノウハウの記述からでした。  それによると、「レギュレーターを使用する場合は、目標 (調整) 圧力の 2 倍の能力を持つポンプを選択することをお勧めします」とのことです。  と、いうことは日本旧車界定番、目下、使用中のミツバ製 FP-323は自分にとってベストな選択ではないことになります。  即断即決、ある理由で昔購入していたグローバル定番のFacet製 (Facet Cylindrical 12v Fuel Pump, 1/4 NPT, 6-8 psi, Blue Top) を急遽、使用することにしました。早速、防振ダンパーをモノタロウから購入しました。 これのそっくりさんを多く見受けます。Pegasus...

2019.12.20 FIVA – クラッシックカーの電動化にメスを入れる!

2019.12.20 FIVA – クラッシックカーの電動化にメスを入れる!

2019.12.20 FIVA - クラッシックカーの電動化にメスを入れる! 少し前の12月16日 (月) 、ロサンゼルス空港を降り立ってレンタカーを手にして近郊のホテルに向かう途中でした。梱包材料を購入するために立ち寄ったショップの駐車場で画像のような綺麗な米国仕様のMGBを発見しました。よく見ると何かが違う、ライセンスプレートに “LOVE EV” で判りました。EV化したクラシックカーでした。しかし綺麗に改造するものだとしげしげと眺めました。  その直後に書店で “CLASSIC & SPORTS CAR” に最新号を購入、そこにはなんと “FIVA pulls plug on conversions (現タイトル:What’s so bad about electric classics anyway?) ” 、”FIVAはコンバージョンのプラグを引きぬく (現タイトル:そもそもエレクトリッククラシックの何がそんなに悪いのでしょうか?) ”...

20120309 ルノー4 、永遠なれ – 運命の分かれ道 – 日野コンテッサ

20120309 ルノー4 、永遠なれ – 運命の分かれ道 – 日野コンテッサ

20120309 ルノー4 、永遠なれ - 運命の分かれ道 - 日野コンテッサ 1961年は日野自動車のルノー4CVの発展形の日野コンテッサ900が発売され、2011年は50周年の記念となる節目でした。我が日野コンテッサばかりに目は行き過ぎてましたが、実は、本家のルノー4 (Renault 4 - English, French) も同様に、ルノー4CVの後継として、1961年に発売されておりました。  何故、ここで取り上げたか?それはタイトルにもあるように、「運命の分かれ道」みたいなものを感じざるを得ないからです。コンテッサ900は、日野自動車として、戦後 (第二次世界大戦) の外資による技術導入の国策の一環として、フランス、ルノー公団のRenult 4CVのノックダウン、そして100%国産化を進めた結果として誕生しました。...

20020619 Original
20250709 Renewed