2025.7.25 考古学な日々 – 古の部品 (28) – コンロッドベアリング 古の部品 (20)や 古の部品 (18) でロスのBREの流用ベアリングの真実がようやく解くことができました。 画像にあるGB967や2631、コンロッドの内径に合うものの幅足らず、しかし「Federal Mogul 2055 CP-20」の幅はドンピシャです。超軽量コンロッドに加工された爪の受けはこのためだったようです。 2055CPは英車 MGエンジン用、020は0.20mmアンダーサイズ、今でも適切な価格かつアンダーサイスが購入可能です。MGのAエンジンですのでクラシックミニも同じ筈です。 そこで思い出したのが、83歳、日本最高齢“現役”ラリードライバー、菅原義正さんのお話し、それは1968年の鈴鹿300kmレース、黒崎内燃機モーリス・ミニのエンジンブローの際、サーキット近くの修理工場でミニのコンロッドベアリングがなく、そこにあった日野ブリスカのそれを少々の加工で使用し、1,000kmの馴らしを施し、本線に挑んだとのこと! これで点のようなデータがつながり情報、さらにナレッジになってきたようで、正に考古学ですね!