02_2013_基本的事項_ブラスティング (20250823):製作過程 – 旧車は走ってこそ! (2013年型新造コンテッサ)

サンドブラスティングの目的

目的:

  • 素材を壊すことなく業面の塗装やサビを取り除く
  • 後の工程のメッキ、ポリッシュ、また塗装の仕上がりを向上させる
  • 注意として処理をした後、即座に錆止め処理が必要である

サンドブラスティング – 仕上がり例

サンドブラスティング – 作業期間:2003年1月〜2003年3月

  • サンドブラスティングの目的は部品の素材 (鉄板や鋳物など) を極力痛めず、表面の塗装や錆を取り去ること!
  • まず出来上がりを見てみましょう!しっかりと地肌がでて新品のような無垢な状態!綺麗な地肌は実に気持がよい。またヒビなどの損傷の確認も容易である。

ナックルアーム:シャシー側 (内側)

鋳鉄の地肌、きれいな状態が現れてくる。

ナックルアーム:ハブキャリア側 (内側)

機械加工された面はそれなりに加工時の状態がきれいに現れる (まだワイヤブラシで磨いてないが…)

ブレーキ&クラッチのペダル

厚手の鉄板ものも加工後の状態に、また溶接跡もくっきりと現れてくる。

テンションロッドのブラケット (表)

鋳鉄の地肌、本当にきれいなものである。

テンションロッドのブラケット (裏)

機械加工された面は細くて腰の柔らかい真鍮ワイヤブラシで本当にきれいなる。

プレス部品:リアブレーキバックパネル

形状が複雑、根気よくやって地肌を丁寧を出してゆく、決して削ることではない。

プレス部品:ミッションのメンバー

大物作業である。ブラストキャビネットに収まらず。キャンピングテントの中でスピードブラスティングで処理をする。

プレス部品:エンジンのメンバー (上側)

大物作業、キャンピングテント&スピードブラスティング処理。スポット溶接部分も抜かりなく。

プレス部品:エンジンのメンバー (下側)

物作業、キャンピングテント&スピードブラスティング処理。スポット溶接部分のも抜かりなく。

ミッション本体

これはアルミ、ブラスト後の状態。この後、ポリッシングにプロセスの入る。

アルミホイール (表)

これはアルミ、ブラスト後の状態。この後、塗装&ポリッシングのプロセスに入る。

アルミホイール (裏)

これはアルミ、ブラスト後の状態。この後、塗装&ポリッシングのプロセスに入る。

エンジン小物部品 (1)

この後、クロームメッキ業者へと。

エンジン小物部品 (2)

この後、クロームメッキ業者へと。

エンジン小物部品 (3)

この後、クロームメッキ業者へと。一部、足回り&ブレーキのブラケット含む。

ブラスティングプロセス概要

ポイント

  • スピードブラスターをキャビネット内で活用。
  • メディアは最も安価な砂、数回使用し、角がなくなった頃が一番綺麗に仕上がる。多くは目的に沿って高価なメディアを使うというのが筋だろうが、自分は砂であっても何の不自由も感じなかった。
  • そしてもっとも重要なのが処理後、すぐに発生するサビ、これはベーキングパウダーを水と染み込ませたウエスで表面を十分にぬぐって処理をする。これでサビの発生を防げる。

1. 作業環境

初めてのブラスティング、庭先で!

2. キャビネット内:スピードブラスター使用

付属の吸引式よりもこの方が効率良し!

3. Before (下) /After (上) 比較

見ての通り、サビが見事になくなる!

4. クリーンアップ:ワイヤーブラシ

表面に喰い付いた「砂」を取り除く!

5. 錆止め:ベーキングパウダー (重曹)

サンドブラスティングの後、すぐに行う必要あり!。

各種部位&部品の仕上がり状態 (一部)

錆止め完了後、ガレージの中で養生

この状態でサフェーサを入れるまでサビはまったく発生しなかた。処理が正しかった証だろう!

20240927 Original
20250823 Renewed

ご注意 – Notice

  • 本サイトのデータ、すなわち代替品/使用可能品例 (プロセスも含む) は、当サイト・オーナー、また情報提供いただいた個人の見識です。それはフォーム・フィット・ファンクション (Form, fit and function) というレベルのメンテナンスに於ける互換性を意味するものです。実際の使用にあたっては,個人差が当然あります。それを理解した上でご参照・利用下さい。代替品/使用可能品例については、情報提供は歓迎するものです。こちらからお願いいたします(実名表記にて)。
  • 本サイトの知恵集Tips & Knowledgebase)に記述してある内容は、あくまで日野コンテッサ1300に関するアマチュアの経験です。自らの手を汚し自らのコンテッサをメンテナンスし自らドライブを楽しむアマチュアのみを想定しています。自車を他人に委ねておられる方、あるいはプロフェショナルの方は対象ではありません。これについてご意見のある方はこちらまで(実名表記にて)。