2025.10.10 思い出 – 昭和39年10月10日:東京オリンピック開会式

 今から61年前の1964年 (昭和39年) 10月10日は日本で初めての東京オリンピックが開催され、その開会式の日でした。特別に休日になり、前日の雨と変わって快晴の青空でした。
 その日は休みにもかかわらず高校の吹奏楽部に属していた自分は講師を迎えて目標に向けて黙々と練習をしておりました。
 休み時間、屋上で神田から代々木方面に目をやるとそれは見事な飛行機雲の五輪マークをタイミングよく目にすることができ、今でも鮮明に脳裏に焼きついており目の前に浮かんできます。
 さてそれから大分年月を経て知ることになったのが画像にある「オリンピックに日野車大活躍」です。前月の9月はじめに発売開始まもない時期の一大イベントが東京オリンピックなのです。
 誌面ば、「この大会にわが国の主要自動車メーカー6社(日野、いすゞ、トヨタ、日産、プリンス自販、三菱自販)が、協賛車両として乗用車370台、中型バス、マイクロバス計60台を無償提供した。この車両は各国の選手団や報道関係者専用の足として、連絡、選手運搬に使われた。当社からの協賛車両は、新発売のコンテッサ1300、42台とRM中型バスの4台を初めとしてアルゼンチン、韓国、カナダなど計12二カ国の選手団および報道関係者用として、プレスセンター(報道関係者宿舎)のロイター通信、DPAなどが使用し、遠い母国へのオリンピック速報の影の主役として大いに活躍した。とくにコンテッサ1300に対する各国選手団の評判は非常によく、みやげにしたいが新車の価格はいくらかとか、今使っている車を買いたいなどという注文がでていた。」と報じています。