2016.8.31:アマゾンに感謝!
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金沢クラシックカーミーティングの翌日、日本自動車博物館に寄り、車両管理のマネージャーの方と色々お話させていただきました。また、当サイトオーナーの車両にも月曜日のガラガラの駐車場や博物館裏側の “世界の道路” で試乗いただきました。
その際に恥ずかしながら懸案の息つきが露呈しました。おそらく自分のアクセル開度と大きく異なるため顕著に現れたものと分析します。時々、他人様にドライブいただき自分では気がつかない様々の長所・欠点を指摘いただくことは良いことです。今回もお褒めの言葉、あるいはこのような課題の露呈の貴重な機会となりました。
点火系の電気の問題と切り分けた後なので、キャブの調整しかないと、その原因の追究をしております。2013年公道復帰依頼、昔の設定をもとにあまり手を入れてなかった燃調の問題解決を進めています。
ネットをチェックすると様々な貴重な情報が存在します。非常に参考になります。しかし、全体論を網羅し議論しているもの、すなわち原理から実践 (Theory of OperationからBest Practice) までというのが中々ありません。そんな中、Amazon.comの中にある “SOLEX CARBURETTERS TUNING TIPS & TECHNIQUES” を昔から入手したいと考えていました。しかし、Amazon.comではちょっと送料とかかる、そこで試しにAmazon.co.jpをチェックしてみたら、何と同じ価格で送料も無料、しかも1〜2日で届くではありませんか!
早速注文、本日、配達されました。さすがアマゾン、しかもこの本自体は、Printed in Japan、日本のアマゾンのリプリントのようです。1970年代の教則本をこのように販売していただくアマゾンに感謝です。
2016.8.27:皆さんの質問から
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本サイトの内容は日野コンテッサ1300のみならず所謂旧車ファンの皆さんも閲覧いただいているようです。誠にありがたいものです。自動車修理屋でもないものが自分の修理の方法やアイデアを可能な限り記述しているのですが、それが時折、お困りの皆さんに役に立つというのは、地道に10年以上も休むことなく更新している努力 (疲れもあり!) が報われる瞬間です。同時にこちらも皆さんのお話からエネルギーをいただいています。これも質問や問合せをいただいた方からとの双方向でのコミュニケーションはあってもことです。
しかし、時折、つっけんどんに質問が舞い込むことがあります。お名前の無いのもあります。名前があっても少し問題を説明するための背景などもお話いただければもっと親近感も湧き、課題の共有を促進させるものです。そう、何事にも仁義 (五常を参照) があるものです。また、できる限りの説明をさせていただいたにも拘らず、何にレスポンスもない方も多々見受けます。こちらが商売でやっていると勘違いしているのでしょうか! (このコラムを書く背景になった問い合わせを参照)
そんなことを大いに感じさせらた今週でした。
2016.8.27:荒天の中の走行
今日は27日、土曜日です。先般の石川県の小松行きからおよそ1ヶ月です。ボデーを見ると結構汚れたままでまだ清掃が出来てません。下回りは都合三日かけてゴミ取りとさび止を済ませております。また、バンパーやグリルなどもパッと見では分かりませんでしたがこれもWD40など利用してとりあえず今日、表面を綺麗にしました。また気がついたことはリヤグリル周辺のモールの隙間から結構、水が染み込んだのではと、この辺のシーリングが今後の課題です。
ドライブレコーダーには6〜7時間分の映像が記録されており、スキップして場面場面を見るのも面白いものです。
この60秒の映像は白山白川郷ホワイトロード (旧くは、白山スーパー林道) の標高1,450メートルの三方岩駐車場から石川県側へとトンネルを出て下り、眼下にあやしい雲が、そして何百メーターか下降するととんでもない土砂降りとなりました。その光景が以下のものです。
一度はトンネルまで戻ろうと考えましたが、山の天気なので、この先のトンネルをでれば好天すると読んで突き進みました。このような天候は初めてですが、ブレーキやコンテツの電気系統は目論見通りで問題なし、今までテストの機会がなかったデフロスターも思いのほか何の不具合もなく機能して昔以上の性能になったように感じました。
ネットにあるような素晴らしい景色を満喫しながらドライブできることをイメージしておりました。しかし、さすが昔のラリー道、自然はそんなにやさしいものではありませんでした。実は今回の旅の雨の試練はこれだけでは済みませんでした。これは別に機会に。
2016.8.22:遅れた重要な盆休みの年中行事
1995年に独立以来、盆休み (および年始年末とゴールデンウイーク) には、オフィスの身の回りの整理をする時間にあてています。しかし、今回は小松行きの強行作戦を遂行したため、今年は盆休み中にと考えていたことが遅れて、今日、22日になって、とりあえず、何とか終えました。年齢には勝てないと言うのも一つでもあります。
その1:MacBookのディスクの中身のリユーアル
昨年、ゴールデンウイークにMacBook Pro本体のアップグレードを進めました。1年を経過して今年のゴールデンウイークにYosemiteからEl Capitanへと、ただ時間がなかったので単なるアップグレードで済ませました。その後、だんだんSSDの中身が不用意に増えたり、レスポンスの変な悪さが顕著になってきました。早くクリーンインストールしたいとこのお盆を待ちました。
結果的に一昨日の晩に最新版のEl Capitanをインストールでき、中身のリカバリーを進めました。深夜、寝てる間に数時間を要したようです。結果的に驚くなかれ、1TBのSSDの空きが400GB台だったのは500GBに、およそ100GBが増えました。と、言うことは1年数ヶ月の間に100GB程度の訳のわからないディスクの無駄が出来るということです。改めてクリーンインストールの大切さを感じました。今後は、昔やっていたように半年に一度は必要と、次のクリーンインストールが正月休みと決めました。
その2:携帯電話の簡素化、つまりコストダウン - “ソフトバンクよ、さようなら、IIJにこんちにち”
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以前はSohutoBankが表示されていた
iPhone 3の時代からソフトバンクと契約してました。そのころは契約金額もそんなに高くなかったのですが、年々、何となく高くなり今ではその3倍くらいと、かけ放題は契約してませんが許容しがたいものと感じておりました。おそらく俗に言われている “ソフトバンクの罠” の一つかもしれません。またデータ通信も毎月1GB以下なのに何でこんな契約しかないのかと段々を腹の虫がおさまらなくなりました。しかも通常の音声通話もあまりないと言う使い方です。
そこで、少し前にSIMフリーiPadに変えた際にIIJ MioのデータSIMを使い始めこともあり、今月、2年間フリーだったが女房用の当サイトオーナーにリンクした旧いiPhone 4が更新月なのでこれを契機にMNPを使ってIIJへと移転しました。先週、SIMフリーiPhone SEを購入し、ソフトバンクからIIJ (キャリアはNTTドコモ) で動き出しました。
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IIJ MIOでdocomoの表示に
自分用のiPhone 5Cも更新月と思ってソフトバンクに話をしたら少しややこしい問題がありました。実は来年の8月が更新月とか、ようやく説明出来る人間が出て、2000年代に最初に契約した月がベースで2年ごとに更新月が来るそうで、2年前に機種交換で契約したのはサービスの内容が対象であり、基本契約はあくまで最初の契約とのこと、これ結構、わかりにくい仕組みで、サービスはソフトバンクのプロモーションで変えてしまった訳で、その時、何の説明もなかったことです。また、契約書には更新月の説明もありません。そんなところにiPhone 5Cに紐付いたiPhone 4の更新月が別なタイミングであったのです。
いずれせよ、このタイミングで2年前契約のiPhone 5Cを機種交換すれば15,000円のバックがあると説明 (またしても罠か!) ありましたが、ここで完全にソフトバンクと縁を切ることにしました。残り1ヶ月分の機種代金の支払い、更新月でない場合のペナルティの支払いもありますが、この先、1年、無駄な大金を出費する必要はないので、きれいさっぱりと清算して契約解除としました。
と、いうことで、すべてIIJ Mioに切り替えました。SIMフリーiPhone SE 2台分の購入は小さくありませんが、IIJへのトータルな支払いは、3台分で4,100円/月 (税別) となりました。また、データ通信の使用量も MioPONやらでリアルタイムに見ることもできます。
念願の “ソフトバンクよ、さようなら、IIJにこんちにち” プロジェクトでした。
2016.8.18:時代の進歩
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毎夜、寝る前に旧い雑誌を眺めて眠りに着くのがココ何年もくせになっております。
一昨日前、気が付いたのが70年代前半のオートテクニックで、当時のホンダの軽乗用車、N360、フルチューン車で筑波(現在のTC2000)を500ccにスップアップしたN500で1分17秒、標準排気量の360ccのN360で1分18秒が最速のようです。それが現代の少し旧い軽のヴィヴィオのノーマルカーで13秒台と、動力性能に時代の差を大きく感じます。
どうりで先の1,000キロドライブで中央高速をのんびりと制限速度で走る我がコンテツを軽自動車、それも多くはバンタイプが超高速 (のように思える) でビュンビュン消えて行くわけです。変な納得をしてる間に眠りにつきました。
2016.8.17:古のデータ
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先のブログにあるように短時間に1,000キロも走ると愛車の良い悪いが明らかになります。これは何十年も前から同じで、その都度、改良点を考えることになります。これはスポーツイベントなどのある程度にクルマに大きな負荷を掛けた時も同じで1年分のアラを数分で洗い出すことにもなります。
今回、気になったキャブのジェッティングやタイヤの空気圧ですが、昔のデータがどうなってるか、引っ張り出してみました。ちょうど、30年前の1983年3月8日の当時のTACS筑波のS68クラスに参戦した際のデータです。
そうか、やはりジェットは、MJ/AJ/IJそれぞれ、125/160/65だったのかと、IJが大きめなのが特長です。これで6,200rpmまでバラけることなく回ったようです。ただし、ソレックスは今使用している排ガス対策を考慮した4型ではなく、本来望ましいベストな2型でした。その他、タイヤはこんな圧にしていたのだと、フロント/リア、初期設定がそれぞれ、2.3/3.0、走行後が2.8/3.5と、もちろん、公道に向くものではありません。
2016.8.11:思えばよく走った、しかし...
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先の石川県小松行き、思えば我がコンテツ、よく走ったもんだと考えます。往路は500キロ弱、帰路は500キロ余りです。長野、岐阜、石川、富山の各県の素晴らしい山岳道路を堪能させていただきました。
今回のドライブで分かったことは、プラス点として、公道復帰当初に苦労した冷却 (電動ファン化&電動ウオーターポンプ化) は、真夏の長時間・長距離は経験してませんでした。今回、今までにない結構きびしい温度環境や山坂道の中、何の問題もなく長時間働いてくれたことです。86〜87度が最大でリアの二個の電動ファンが高負荷の際に回る程度です。以前のメカニカルコントロールに比べて明らかに水温制御が優れているようです。
一方、マイナス点では今まで解決できてないことが大きく露呈しました。それは2700〜2800回転ぐらいでしょうか、息つきが前々からあり、完全な解決を出来ぬままおりました。それが今回、高速の長い登り坂や安房峠とかスーパー林道の中での顕著な形で現れました。出がけに長距離ドライブですので燃費稼ぎに一回り小さなジェットにしたのとか高地なども原因かと思います。何十年も前に夏の高速登り坂で経験した自作CDIの問題と似ているので、原因切り分けに一応、DISからフルトラに交換しましたが、結果的に症状は変化しません。と、いうことはキャブの調整一本に絞られることです。お盆休みの宿題となります。
2016.8.6:クリーンアップ
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先般の石川県の小松行き、往復1,000キロあまり、2013年のリノベーション後の公道復帰以来、最大のドライブ距離でした。
クルマすべてを自分で手作りしたのでいつも不安がよぎるのですが出たら出たらでその時と楽観的に我が家を後にしました。結果的にホーニングやオイルストーンで研磨したカムなど山ほどある手作り感満載のエンジンを代表に無事帰還しました。
週末はそのクリーンアップに追われました。走行の半分くらいの行程がとんでもない天候であり、外から見えない部分の汚れは相当なものです。細かいところでは写真のようなライト関係とか、リムなども外し、綺麗に掃除しました。リムなどのメッキも綺麗に維持できるのはこのようなことあってです。そしてジャッキアップ&馬掛けし、足回り、下回りはいつものように雑巾ですべてのよごれを拭き取り、ワックスがけをすることは当然であります。そしてボルト&ナット類関係は防錆処理を施しました。今回はWD-40を使用しました。
外観の清掃はいつもそうですがメジョーなイベントだけとこちらは寂しい限りです。そう年に一回程度の気合の入った清掃とワックスがけなのです。
2016.8.5:Automobile Council 2016 (オートモビル カウンシル)
Automobile Council 2016 (オートモビル カウンシル) 、このイベントは名前だけ聞いてましたが、縁あってプレス&プレミア・ディに短い時間ですが見学することができました。
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この日は日野コンテッサの名付け&生みの親であり内田一郎さんのご子息であるイタリア在中の内田盾男さんのトークショーもあったようですが残念ながらその時間には間に合いませんでした。
このイベント自体はプレス向けに資料にあるように “日本の自動車産業をけん引した名車が集結!” と日本国内外のメーカーとヘリテージカー専門店からなる展示&販売の場のようです。規模自体は宣伝に比べて大きなものでなくこじんまりとしたもので、大メーカーから個人商店に近いものの玉石混合のようなものでした。
クルマ個体の販売はすごい、なんといっても価格が、下はスバル360の2百万越えから上はトヨタ2000GTの一億円と、庶民にはまったく手の届かない、こんなクルマは今から誰が買うのかと、米国並みに小金持ちの投資ありきのような世界でした。しかし、やはり売手の商売、外観は自分のパテ使わず&最終磨きなしのクルマに比べて当たり前ですが何十倍もきれいに見えます。とにもかくにも見てくれ200%、中身はちょっと違うようでおそらく50%、それは売って走ってから。。。と個人的には感じました。
それら展示車でこの日、もっとも気に入ったのは、写真のライトブルーのFiat Abart 750 Zagartでした。もう一台のレッドとは異なって、この個体は教則本どおりサブラジエータがあったのでちゃんとチューニングされていると推測しました。価格は2千万越え、でも調べたらこれはコンプリートコンディション (コンクールコンディション以上と理解)で国際的にその価格のようです。見るだけのクルマでしかありません。1/43の同色のクルマは持っておりますが。。。しかし、見ることができただけ幸せかもしれません。
2016.8.1:私的耐久 (その3)
金沢クラシックカーミーティングの翌日、旅の3日目は兼ねてから依頼してあった事項で日本自動車博物館によらしていただきました。その後がこの私的耐久の旅のハプニング&ハイライトとなりました。
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前日の金沢クラシックカーミーティングで皆さんと話が夢中になっている間、まったく無口な方がおりました。たぶん2時間くらいして皆さんが去りお一人になったころにその方は日本自動車博物館の近所にお住まいで、コンテッサクーペをお持ちと判明しました。では、見たいなと、それでは翌日午後、博物館の用事が済んだら5分くらいの那谷寺の駐車場でということになりました。
この日、午後一番で那谷寺にと思ったのですが、もろもろで午後4時となってしまいました。博物館からすぐの那谷寺でお会いしました。が、コンテッサは見えない、まずはその地域の皆さんの自慢で名勝地でもある那谷寺の見学をと、管理事務所の方に丁寧に案内をいただきました。5時を過ぎ、山門の扉も閉められて外の駐車場に目をやるとオリジナルのミステックブルーのコンテッサクーペが駐車しておりました。
ボデーやメッキに若干のサビはあるものの、クルマ全体は日野の工場を出たままのプレスラインで、所謂、鈑金屋の手も入ってないすばらいい個体でした。プリザベーション状態で自分が最も好むものの一つでありました。
その後、ご自宅に案内いただき、不動車であるものの他のコレクションを拝見しました。
結果的に、当サイトオーナーは小松に宿を再び予約し、初対面のコンテッサオーナーと共に温泉につかり、腹ごしらえをしながら夜半までコンテッサ談義、氏自らエンジンOH含め手をかけている整備談義と、1947年生まれ同士、話がつきることなくつづきました。