2016.10 神無月 (かんなづき)

2016.10.30:地方のコンテッサクーペは美しい!

197108 Hakone

 オールドタイマーの最新号 (No.151) 、興味深いものが二点、一つは2T-Gの100E/151E、50年前のトヨタ&日野の業務提携後、直後に接収されたと言う日野のレーシングエンジンのディスビューやピストン形状に脈略を感じました。二つ目、こちらが本題ですが、秋田県のGさんのモスグリーンメタリンク (EM176A) の好ましい姿勢のクーペがオーナーの二輪コレクションとともに誌面をかざっておりました。

 最近、都市圏での多くのコンテッサクーペが結構、バランスを欠いた車高 (姿勢) になっており、当サイトオーナーとしてはミケロッティさんの流れるようなルーフ含めてのデザインを大いに損なっているように常日頃、感じております。気品ある伯爵夫人も残念ながら体型をくずしたミスマッチ化粧のタダのオバさんのようです。

 この秋田県のモスグリーンメタリンクのコンテッサクーペのように本来の美しさを維持するコンテッサクーペを都会ではなかなか見かけなくなりました。しかし地方には純粋無垢なコンテッサクーペがまだまだ多く活躍してるようです。先般の石川県小松市で拝見した個体もその一例です。(参考:上の写真は、1971年撮影の当サイトオーナーのモスグリーンメタリンクのコンテッサクーペ。フロントウインドウのカーブドグラスのラインからルーフの下さがりのライン、そしてリアのカードグラス、そしてロングテールへと連続した流れが美しさを出していると思う。)

2016.10.29:40馬力のコンテツを何とかしたい!

20161029 Working on 40HP

 先の松戸まつりで気の置けない皆さんとの会話で、当サイトオーナーのコンテツの馬力について話題になりました。

 目下、自称、40馬力しか出てない、それも確信的にと、皆さん、そんなことはないだろうと。何故でしょうか?理由は簡単明快であり、60馬力の最近の軽と比較して速度のノリが無いコンテツであると、よって推定40馬力と豪語 (?) しました。

 3年前、公道復帰する際の馬力については、目標として83馬力としましたが、最近ではもっばら情けない40馬力であります。

 今日もその原因を追求しておりました。一つ、判明したことはニードルバルブの一つが写真のように完全に底をついてしまうことが判明しました。こんなことが今までの液面のチェックで分かった筈ですが、どうも自分が鈍かったようです。

 ニードルバルブをバラバラに分解すると、中身がそれぞれ形状が異なるもので、ボデー側の内径も異なるという具合です。3年前にコンプリートキットとして2組購入したのですがそこで違っていたようです。外観からは判断できない現象です。とりあえず、2組、新品を購入しようと思います。来週、結果がでるでしょう。

 そんな40馬力に鞭を打とうと、2週間後に控えたジムカーナです。初心者で遅くともその悔しさを何とかしたいと思うのは年齢には関係ないようです。いや、それは現場の若い皆さんからエネルギーを頂いていると言うことでしょう。

2016.10.23:さわやかちば県民プラザ開所20年記念 - カーフェスティバルin県民プラザ

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 日曜日 (10/23) 、千葉県柏市のさわやか県民プラザでの開所20年記念の行事の一環として「カーフェスティバルin県民プラザ」が開かれました。当サイトオーナーも主催者の関係者からお声がけいただき参加しました。

 朝8時半集合から終わりの4時まで、特に何のイベントもなく、実にゆる〜い時間を秋晴れの下、コンテツの側に張ったテントの下で友人たちとただただひたすら過ごしました。

 1日、おれば色々は人が見えます。旧車人気車種にはそれなりの人だかりが、超マイナーなコンテツにも数少なくそれなりにと、それでも声をかけていただける方はかなりディープな人ばかりでした。こちらが勉強をさせていただく機会となりました。また、他のイベントで知り合った若い皆さんも来訪いただき、年寄りは今回も大きなエネルギーをいただきました。

 おそらくこのイベントは最初で最後、あるいは次の30周年かと、参加者の間では囁かれていました。その通りでしょう。また、来場者は場所柄、主催者の言うように年長者が多かったです。そこで問題が一つ、そのような皆さんは中古車の展示場だと思っているのでしょうか、平気でドアを開けたり、給油口のフタをパタパタといじくったり、まったく目を覆いたくなる光景がしばしばありました。

 当サイトオーナーの愛車もドアを、注意しましたら何を言われているのかわかない、ポケッとしていました。他のイベントも少なからずあるのですが、共通点は、若者はちゃんと申し訳ないと謝る、しかし年寄りは何も言わず、ただ睨め付けると怖ーい光景です。いつもことですが、正に「老いたら子に従え」と、自分の肝に銘じました。

2016.10.22:燃料フィルター交換

20161022 Fuel Filter

 3年で5,000キロ越えの走行ですが、燃料フィルターが気になってきました。3年を経過したし、タンクは内部的に処理を施しましたが、少し汚れも見える気がする一般的なプラスティック製の部品でした。

 そこで当初から使ってみようと購入しておいた一般公道車向け (俗に、ストリートハイパフォーマンスカー) のRussell社の燃料フィルターを入れてみました。400HP程度までのエンジンに対応するそうです。

 これ自体は、米国国内と街中でも、あるいは多くのサイト、例えば、Summit Racingなどで購入できるものです。中身のフィルター (40ミクロン) が交換式であることが特長です。追って使用経過を書きましょう。

2016.10.20:12ヶ月法定点検&東京オリンピックレガシー

20161020 Jinndaiji

 本日はちょっと遅れて法定12ヶ月点検を受けに、40年以上前からお世話になっている調布の整備工場に向かいました。普段自分であらゆるメンテナンスをしてますのでプロの目のから普通に整備できるという基準で診ていただきそれなりのご意見・注意なりをいただける貴重なイベントであります。

 外環、環八、そして甲州街道へといつもの道のりです。環八のそれなりの渋滞では予想外の気温に閉口しました。つまりエアコンもない、外気もうまく入らないと、それが甲州街道に入ると一変しました。少し流れもよいこともあるでしょうは、何といっても気温が環八に比べて低く、甲州街道のケヤキ並みの風は心地よいものを感じました。

 そこで思ったのは今、話題になっており東京オリンピックレガシーです。そうだこのケヤキ並木は50年前の東京オリンピックの遺産です。これこそが今のオリンピック関係者は学ぶ必要があるのではと思った訳です。立派な設備だけではないこのような長期に便益を提供するインフラも考えてもらいたいものです。ぜひ、エアコン&空気清浄機付きの公用車でなく、オープンにして外の空気 (一般市民の声) を直接吸ってみてはどうしょうか?

2016.10.16:欧州製の純正か、あるいはラテン国の社外品か?

20161016 Dimmer Relay

 この日はオイル交換に続いて、ライトのディマーリレーの交換を進めました。

 2013年型コンテツのそれは50年以上前の設計&製造の部品に変えて同じ機能 (フォーム・フィット・ファンクション) を持つドイツ系の車種 (ポルシェ、アウディ、ワーゲンなど) が共通的に使用しているリレーを入れました。

 当初は購入価格を下げるべく米国の空冷ビートルの店から送料込みで2,000円弱のブラジル製を入れました。実は2010年くらいの組込テスト時から切替が不安定と言う問題でバネを少し強めにして使用してました。しかし、今年2月のビ筑の帰りに切替が出来なくなりました。大いなる推測でそれは強力な横Gをかけた際にそうなったかと、ちょっとオーバーな分析ですが...。その後、騙して使用してましたが、先の石川県小松への1,000キロ越え走行では結構難儀な状態になりました。

 そこでeBayをチェックすると、「安心の純正」とか「信頼あるドイツ製」が目につくようになりました。すぐアウディ純正品を大枚をはたいて (送料込みで5千円強、数倍もの国内での価格では購入する気にならない) 注文しました。この先、使ったら結果をリポートしましょう。

2016.10.16:ルーチンのオイル交換

20161016 Oil Renewal

 少し遅れましたが明日 (10/17) の月曜日に40年もお世話になっている整備屋さんに12ヶ月点検の予約を入れています。

 それに先立ち、オイル交換を進めました。銘柄は何十年も変わらないバルボリンのレーシング (20W-50) です。先日、近郊のスーパービバで購入しましたが、確かに友人が言うように微妙に値上がりしてました。ついに4本で税込三千円超えとびっくりした次第です。

 オイルは日々進化しているようで、前回のオイルに比べて透明感&サラサラ感をさらに感じるものです。それは自分が変わる必要あるほど世間が進化しているのだとい自分に言い聞かせた次第です。

2016.10.15:久しぶりの晴天

20150515 Wheel Tire

 久しぶりの晴天です。南カリフォルニアを思い出す碧い空の下で我がコンテツの「Whiter than White (白よりも白い) 」を眺めてみました。

 またホイールを6Jにしてみたので細身の155/80のマッチングを眺めてみました。写真の角度では、細身のタイヤでも結構ファットに見えるのではないかと感ずるものです。また、ホイールのスポークをイエローと冒険してみたのですが、自分的にはまったく違和感はないものでクルマの全体感では成功だったと感じます。

 今日はこの後、課題のエンジンの3,000rpm以下の不調に挑みました。

2016.10.14:2016年国際航空宇宙展 - ホンダジェット

20161014 Honda jet

 今週の10月12〜15日開催の2016年国際航空宇宙展の貴重講演と展示会場の見学を12日と14日に機会を得ました。

 初日の基調講演は政府関係が多く、この世界、なるほど武器輸出三原則から防衛装備移転三原則への変化は明らかに感じる内容であり、今後、日本政府の米国&欧州に対するコミットメントが現実的なアプローチ、すなわち共同開発や武器輸出が日本に突きつけられるのでどう対応するかが大きな焦点になると感じました。

 それはそれで、金曜日の基調講演、ホンダジェット (Honda Aircraft Company) の社長兼CEO 藤野 道格さんには感銘を受けました。実に地べたに這いつくばったような内容で、特にデメリットをどうメリットに変えるかというプロセスには大いに参考すべきアイデアが満載でした。感謝感激です。 

 おそらくホンダはこの飛行機の開発で多くのノウハウを自ら開発し、近い将来、クルマの世界にフィードバックされるものは多くあると感じました。それは多くの日本の自動車メーカーの先を行くものと確信するものです。

2016.10.13:メディアはガバナンスを自らちゃっとすべき!

20161013 Contessa900

 少し前の雑誌、比較的最近刊行が始まった「趣味人倶楽部」のIssue 02 Summer (メディア・パル) を目にしました。その中の「フランスのセンス イタリアのデザイン」に “苦言” を呈します。内容がフランスのルノー・ドーフィン (Dauphine) とイタリアのアルファロメオと関係 (参考 103 Project, 13-61 Project) を解説したものです。そこには日本の日野コンテッサ900に関係の開設されています。

 問題はコンテッサ900のフロアパンがルノー社のライセンスのもとにドーフィンのものが使われて共通であるとしたことです。これは何を根拠にしたのでしょうか?ライター始め編集&雑誌社は確かなる根拠をもってこの記事を制作したのでしょうか?

 ルノー4CVはルノーと日野の間に契約関係がありました。ルノー4CVの発展形であるにせよコンテッサ900は日野自動車独自の開発であり、ルノー社との間には何の契約関係も存在せず、もちろんライセンス生産でもありません。また、フロアパンのサイズも形状も異なります。

 当時は日野同様に日産やいすゞも初期のクルマは各社ライセンスのもとにKCDから始まり、最終的に100%国産化を目指しました。これらは国家の指導でもあります。2世代めのクルマは国家として再度ライセンスすることには難色を示すもので、結果的に日野も自社開発を成し遂げたのです。それがコンテッサ900であります。

 なぜ、メディアたるのもがそのような歴史的背景&事実を解することなく、いとも簡単に「趣味人倶楽部」にあるような文面になるのか大いに疑問を持つとともに、メディアとしてのガバナンスに疑問を感じます。もし、メディアに良識というものがあれば、間違いを即刻訂正していただきたいと苦言として申し上げます。

 (註) ルノー ドーフィンのwiki (日本語&英語共) に日野のことが書かれております。また数年前の大手旧車イベントに於いて有名な自動車評論家がコンテッサ900について、同様に誤った解説をしており、結果的にその後のソーシャルメディアにも同様な誤りが反映されるに至りました。wikiについては、少し様子を見て修正されないのであれば、当サイトオーナーが誤りを編集する所存です。

2016.10.10:リアスプリング交換

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 先般、石川県小松市まで1,000km越えのドライブを極めて短時間に経験しました。致命的な欠点はないものの、日常的に改善を日々色々考えております。

 一つにリヤスプリングのソフト化があります。公道復帰当初はソアラのを切ってましたがこれは結構柔軟性があり良かったものの少々切りすぎました。その後、BRE特製、それなりにハードで良し、しかし車高が低すぎます。次はクーペ用を切って入れてました。固すぎず、柔でもなくと、しかし50年前のものです。

 先週の松戸まつりでのジネッタG15を見ると結構、ソフトなスプリングが入ってます。ルノーR8なんかと同様です。すなわち柔なスプリングと強力なショックの考えのようです。通常の日野コンテッサ1300は真逆の発想です。結果的にコンテツは終始アンダーということでオーバーは合図もなく最後の強アンダーと共に強オーバーになります (通常のドライブでは発生しない、ウェットは別だが) 。

 今回は以前のブルーセダンで経験のあるオデッセイのRB1のフロントを1-3/4カットで入れました。ヤフーで中古を購入して気がついたのですが、マーカーの色が違う、以前の13.8mmより太いリヤと同じ14.4mmでした。

 バネ定数を計算すると1-3/4カットでノーマルセダンとほぼ同じ、ノーマルクーペの9割、現行クーペカットの7割程度になります。取り付けて数キロ走行し慣らしたら何と交換前とドンピシャ同じ車高になりました。自由長は2cmくらい高めでリバウンドストラップも新しくしました。リヤのスプリングは理論上大分ソフトになり走り込むのが楽しみです。必要であればコニを締め上げたいと思います。

2016.10.6:さわやかちば県民プラザ開所20年記念 - カーフェスティバルin県民プラザ

 今月の23日 (日) 、千葉県柏市のさわやか県民プラザ (所在地) で以下のような旧車イベントが開催されます:

さわやかちば県民プラザ開所20年記念 - カーフェスティバルin県民プラザ(以下、当該HPより抜粋)

  • カーフェスティバルin県民プラザ
    さわやかちば県民プラザ開所20年を記念して、昭和40~50年代中心のオールドカーを約30台展示いたします。
    《期日》平成28年10月23日 日曜日
    《時間》午前10時から午後4時まで  ※小雨決行 荒天中止
    《場所》さわやかちば県民プラザ 緑の広場付近 (正門前ロータリーから南側奥にかけて展示します。)
    《対象》どなたでも御覧いただけます。
    《定員》なし
    《申し込み》なし
    ※車両につきましては、事前に県民プラザから依頼した方のみ、展示していただく予定です。

詳細は以下のHPより:
さわやか県民プラザ => https://www.skplaza.pref.chiba.lg.jp/
20周年記念 => https://www.skplaza.pref.chiba.lg.jp/20th/
カーフェスティバルin県民プラザ => https://www.skplaza.pref.chiba.lg.jp/20th/anniversary/CarFestival/

2016.10.2:第15回松戸クラシックカーフェスティバル

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 松戸まつり併設、第15回松戸クラシックカーフェスティバルも無事終わり、地元民としてホッとしております。事務局の皆さまの労をねぎらうとともに継続努力に感謝申し上げます。

 今年も例年同様、来場者の皆さまとお話をさせていただきました。今年はなぜか自宅あるいは松戸駅から徒歩圏の皆さまと話しがはずみました。この超ローカルなクルマイベントも市民の中に大いに定着してきた証しと分析します。

 今年はクルマ展示に加え、家に長年保存してあったこどもたちの昔懐かしいミニカーやメンコ・カード、未組立鉱石ラジオや飛行機キットなどもろもろを「あげます(無料)、こどもに、オーナーにひとことを」とし、段ボールに入れクルマの前に置きました。最初はどれだけ持って行っていただけるか不安でしたが結果的に完売 (無料ですが) 、きれいになくりました。多くの若いママ・パパさんたちは、こどもたちに「ありがとうございます」と、当サイトオーナーのもとにお子さんたちが来られました。礼儀正しく大変良いコミュケーションができました。その行いについて感動しました。

2016.10.1:第53回パリ・サロン

 パリモーターショー、いわゆるパリ・サロン  (Paris Motor Show)  、今年は10月1〜16日に開催されてます (Paris Motor Show - Mondial de l'Automobile 2016) 。すでに日本語でメディアを通じて紹介されています。今年も最先端かつ魅力的なクルマたちがデビューしてるようです。

 2016年の今から遡ること50年前の1966年に日野自動車はコンテッサ1300をこの第53回パリサロン (PLAN DU SALON DE PARIS 1966) に出展しました (Paris expo Porte de Versailles (パーク・デゼクスポジション・ドゥ・パリ・ポクト・ドゥ・ヴェルサイユ) ) 。1964年9月末の第51回から3年連続のコンテッサ1300にとってのパリサロンでした。

 当時の現地の情報をもって史実検証するとコンテッサ1300は2年の年月を経てフランスでのホモロゲーション (型式認定) へと向かっていました。いよいよ代理店を通じオランダ製 (CKD) の車両を販売展開をしていた頃です。しかし、2週間後の1966年10月半ばにはトヨタ・日野の業務提携へと、この契約条件にはすでコンテッサ1300撤退が前提条件となっていたのです。正に “悲劇のコンテッサ” を感じるものです。

Paris 1966 Hino



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